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2泊3日-表銀座縦走(2日目:燕岳から槍ヶ岳)

             山行日:2022年6月29日(水)~7月1日(金)

1日目はこちら
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本日が表銀座のメインコース。時間に余裕はあるので明るい内に槍ヶ岳山荘に辿り着けるとは思うが、体力に不安があるため巻ける所は全部巻いた。実際に後半はバテバテで歩くペースがガクッと落ち休憩の回数は増え、なかなかハードな山行になったので巻くという判断は正しかったようだ。
人気のコースだからといって侮らないほうが良いと忠告しておく。

macaのコースタイム

05:10 燕山荘
05:45 大下りの頭(休憩5分)
06:45 切通岩(休憩15分)
07:35 大天井ヒュッテ(休憩15分)
09:15 赤岩岳(休憩10分)
10:00 西岳(休憩5分)
11:05 水俣乗越(休憩5分)
13:55 殺傷ヒュッテ(休憩15分)
14:50 槍ヶ岳山荘(テント泊は予約不要)
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テント幕営後、剱岳山頂へ:片道15分ほど
                           *適宜休憩あり

macaのコースタイム

雰囲気

燕山荘からの景色を見納め
雲が少しだけ多いけれど、景色のアクセントになって逆に良い

さて、しゅっぱ~つ

大天井岳のピークは隠れ、槍ヶ岳に至ってはどこにあるのかもわからない状況

蝶ヶ岳まで続く稜線は最高のコンディション

さらば、燕岳ならびに燕山荘

裏銀座はモクモク

夏らしい青空

槍ヶ岳は見えないのに富士山は見える
(不自然なドットはレンズに止まった虫。虫が多すぎるw)

大天井岳までの稜線は、高低差が少ないので気持ちよく歩ける

振り返って燕岳へ続く稜線

日陰があっても、拓けていなかったりで休憩できる場所は少なめ
この日は、空いていたので問題なし

雲が取れた大天井岳
ピークを踏むとコースタイムが+1時間されるので切通岩から大天井ヒュッテへ直行する

喜作新道
本日のメイン登山道

もちろん直進を選択

今日歩いた道
どこがスタート地点(燕山荘)だかわからない

雲がなければ北穂や槍が見えたであろう視点

手前のピークが牛首の展望台
その稜線の先のピークが赤岩岳と思われる

その前に大天井ヒュッテまで下って、少し休憩

牛首の展望台には行かず、喜作新道を進む
大天井ヒュッテから直ぐのところに本日最大の雪渓

横幅10m程度の小さな雪渓だが滑落は怖いので、ピッケルを取り出す
無くても渡れるがピッケルがある安心感は何物にも変えがたい

無事に渡れて一安心
改めて見ると、結構な傾斜

次の目的地は赤岩岳

この時点でかなりの疲労感
上り…たく…ない…

赤岩岳登頂

常念小屋と常念岳がよく見える

雲が取れ、ようやく槍ヶ岳が拝めた

奥穂方面もだいぶ晴れてきた

本日の残りの工程を一望
一旦下ってからの最後の上りに心が折れかけている

ヒュッテ西岳

いつかはここでもテント泊したい
奥がテント場かな?

本日最後の下り

水俣乗越
あとは上るだけ

高瀬湖がきれい

その場に立つと高低差を感じる
すでにバテバテ、少し歩いては休みを繰り返す

槍沢
上高地からはこの沢沿いを歩く

はしご1区間を上り切るたびに必ず休憩するくらいには疲れてる

全然進んでないようでいて、着実に槍ヶ岳に近づいているのが素直に嬉しい

大天井岳もあんなに遠くに

ヒュッテ西岳より高いところにいる
後ろの山は常念岳

左が大天井岳、右が常念岳
手前の尾根が本日歩いた喜作新道

ヒュッテ大槍

尾根伝いは通行止めのため、殺生ヒュッテを経由して槍ヶ岳へ

槍沢ルートとは殺生ヒュッテで合流

槍ヶ岳への道

ここを上れば槍ヶ岳山荘

500からカウントダウン、0になったら槍ヶ岳山荘

400

カウントダウンは確かなモチベーション

300

200

150

110

ヒュッテ大槍までの尾根伝いは通行止め

ついた~

槍ヶ岳山頂へは体力が回復してから行く

先ずはテントの設営

どの区画も水平で、区画の広さも十分
トイレも売店(槍ヶ岳山荘内)も近く、なかなかの好立地
一目でここのテント場が気に入った
(写真以外にもテントを張れる場所はあります)

テント場からは殺生ヒュッテ、ヒュッテ大槍が見下ろせる

風がこなさそうな区画に設営

しっかり休んでから槍ヶ岳へ登頂

至れり尽くせりで足場や梯子が設置されているのでよほどのことが無ければ危険はない
山登りというよりはアスレチックに近い印象

あいかわらず雲多めな1日

これはこれで幻想的

しばらく待つと大喰岳までくっきり

山頂から大天井岳までのルートが確認できる
1日でよくもあんな遠くから歩いてこれたと我ながら関心
他にも常念岳や市街地も見渡せる

雲が無ければ劔岳まで見えるらしい

裏銀座方面とでも言おうか
いつかは足を踏み入れたい未踏の地

本日の山行は無事終了

おまけ:タイムラプス

燕岳 夜明け


槍ヶ岳より大喰岳


槍ヶ岳より北鎌尾根


槍ヶ岳山荘テント場 夕暮れ

槍ヶ岳山荘テント場 夕暮れ

あとがき

本格的な夏山シーズンが始まる前のため、登山者は驚くほど少なく、狭い登山道を譲り合うこと無くのびのび歩くことができた。かなりの疲労があったので、終始自分のペースで歩けたのはとても良かったことだったと感じている。また、写真に人が写り込む心配もなく、風景写真を撮りたい自分としてはとてもありがたかった。
一方で、シーズン前のため山小屋が休業(準備)中の所が多く、この日のルートでは燕山荘から殺生ヒュッテまで水場がないのが大きなデメリットと言えよう。安全を期するのであれば、やはり山小屋が営業中の期間に行くことをお勧めする。
道中の景色は、ご覧の通り素晴らしいものであるが、知名度・人気度から騒動していたよりもハードなコースの様に感じたので、体調や天候などなるべく好条件を揃えてから挑んだ方が賢明だと思う。

3日目はこちら
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