テロの記憶 in New York (12): 10月~12月、BMCC再開
▶シリーズ初回
テロの記憶 in New York (1): 始まり
https://note.com/maca39inches/n/n37d2051568e3
▶前回
テロの記憶 in New York (11): 9月18~末日、BMCCの様子と近所のテロリスト
https://note.com/maca39inches/n/n0e7beace9f93
10月1日、月曜日、やっとBMCCが授業を再開しました。 グラウンド・ゼロでの救助活動が終了したから、ではなくて、実をいうと、10月1日に再開というスケジュールだけは、早い時期から(9月15日頃) 発表されていました。 BMCCは立地もスペースも司令塔として最適だったと思いますが、大学をそんなに休ませておくわけにはいかない、ということだったのでしょう。 BMCCだけがほかの学校より2週間以上も長く休校していたわけですが、いろんなことを考えながら過ごしていたこの3週間は、3週間というより3か月ぐらい経ったような感覚がありました。
そしていざ再開となった初日の登校は、いつもの南側の入口ではなく北側から入れとか、学生証のほかにもうひとつ身分証明書を持って来いとか、30分早く来いとか、普段と違う指示がいろいろありました。
どきどきするような、嬉しいような気持ちで、指示のあったとおりにひとつ北側の Franklin St. 駅から外に出ると、”Are you a BMCC student?” と声をかけてくれた人がいました。 いつもとは違う入口のことを説明して、案内のちらしを手渡してくれたのでした。
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