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アウトローのアウトドア(68):火器物語⑥:アルコールバーナーの話

もう一つの液体燃料といえば、燃料アルコールだ。
アルコールバーナーは昔からキャンプ用の火器として使われてきた。
燃料アルコールの主成分はメチルアルコールで、沸点は約65℃。ガソリンほどじゃないけど、少しの熱で簡単に点火する。火が付きやすいってことだ。
だから、寒冷地のキャンプでも普通に使える。頼もしい奴だ。

俺がソロキャンプを始めた頃、もう30年くらい前かな......正直、アルコールバーナーなんて考えたこともなかった。
登山界隈じゃ普通だったのかもしれないが、俺の中で火器といえばガスかガソリンのシングルバーナー一択だった。
アルコールバーナー?
なんだそれ?
アルコールランプか?
まあそんな程度の認識だったな(笑)。
ところが、トランギアストームクッカーを知って
「へえ、アルコールバーナーって使う人いるんだ......」って思ったわけだ(苦笑)。
完全にモノを知らない奴だったんだよ、俺は。

最近になって、アルコールバーナーを使う機会が増えた。
お湯を沸かしたり、短時間で終わる調理にはかなり便利だ。たとえば、コーヒーを飲むためにお湯を沸かすときなんか、こんな感じだ。

このヤカンはALOCS(中国)の製品で、アルコールバーナーと五徳("炉"なんて呼んでる)セットで売られてた。
驚くほど安かったけど、これが意外と使える。だからずっと愛用してる。

アルコールバーナーは自作してる人も多いよな。YouTubeに動画が山ほど上がってる。俺も試しに作ってみたことがある。
トランギアタイプのアルコールバーナーが主流だけど、最近はダイソーやセリアでも売ってて、400円くらいで買える。安い割にはまあまあ使えるんだよ。
ソロキャンプって調理する量も少ないから、これからもアルコールバーナーの出番は増えそうだな。

(2025-01-24)

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