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怪我をして研究室にふらふらと迷い込んだ蝶々が「このあわれな蝶がもっと楽に生きていけるように」などと思い上がった研究員に見つかり治療のつもりの修理と改良のありがた迷惑を加えられた後、生態系の破壊を運命付けられたメカニカルバタフライとして元気に外へ羽ばたいていった。

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