タイ国内長距離バスの旅/スコータイからコーンケンへの8時間30分!
〇スコータイからタイ東北部交通の要衝コーンケン
バスチケットは昨日のうちに購入しておりました。
これは10時30分発のコーンケン(KhonKaen)行きチケット、座席番号は21番、料金は310バーツ、バス搭乗口は8番とのことです。
また戴いたコピーによると、コーンケンまで行くバスは1日6便で所要時間は7時間、日中に到着する便は今回私が購入した午前中の1便だけのようでした。前日に購入して置いて助かりました、これを逃したら旅程が一日遅れるところでした。
この日の移動距離は全部で約400km、所要時間は7時間の大移動になり、この日は一日バスの移動で終わってしまうのかも知れません。
しかし、バスでも寝れると言う方にとっては、夜行バスを利用して移動すればホテル代が浮くのと同時に日中を観光に回せるので、より安く、より早く旅行が出来るのではないでしょうか。私のような年寄りには厳しいかもしれませんが検討してみて下さい。
★スコータイ/バスターミナル
ここはスコータイのバスターミナルです。地方都市のターミナルなので、どことなくのんびりした感じがします。
8番レーンにコーンケン行きのバスが予定より30分程遅れて到着しました。8番レーンの案内標識を見ると、このバスは北の都チェンマイから来たようです。なので30分くらい遅れても当然だと納得しました。
バスの中は公共のバスらしからぬ異様なカラフルさでした。椅子の後ろ側には手書きでシート番号が書いてありますので自分の席を確認できます。
★ピッサヌーク/バスターミナル
ここはピッサヌークのバスターミナルです。
この時12時10分、ここまでで約1時間の乗車時間となります。
ピッサヌークからスコータイに向かう時に、この駅は一度利用しております。途中駅に到着すると食べ物や飲み物を持った方が車内に来て売りにきてくれます。
ちょうどお昼時でしたので、何だか良く分かりませんが美味しそうだったので下の写真に示すパンを一つ購入しました。パッケージを見るとココナッツの絵が描いてあるので、ココナッツの実を利用したカステラ風スウィーツではないかと思います。10~20バーツだったと記憶しています。
私のこれまでの経験では、バスや列車内に売りにきてくれる食べ物は、高いものはなく、こんなに安いのと感じるものが多かったと思います。
食べてみましたが、やはりカステラにココナッツのシャキシャキした触感が加わり、更にタイ独特の甘みのがする食べ物で美味しく頂きました。しかし、後ろ側に薄い紙が貼ってあり、カステラと同じような紙が貼ってあり、食べるとシャキシャキしていたので半分くらい食べ終えるころになって、ようやくもしかしてこれは紙かも知れないと気付き始めました。どうやら紙も一緒に食べていたようでした。
皆さんもカステラ風のパンを食べる時には、裏側に紙があるかも知れませんので注意するようにして下さい。少しくらい食べても大丈夫ですが、、、
★ピッサヌークから山岳地帯へ
ピッサヌークを出るとだんだんと家も無くなり、そうこうしているうちに山岳地帯へと入っていきます。このような景色の所を延々と走り続けます。
私がタイにきてからまだ5日目ですが、雨に降られたことが一度もありません。タイの季節は10月から2月中旬までが乾季に分類されており、もともと雨が少ないようですが、ご覧のとおり大地は乾ききっていて、まるで砂漠の中を走っているようにさえ感じてしまいます。
★チュムペー/バスターミナル
ここはチュムペーと言う小さな町のバスターミナルです。
この時で18時、これまでの所要時間は7時間となります。
因みに飲酒や喫煙は、バス停内を始め車内でも禁止されておりますが、この外国人はお年を召されていて立派な方のように見えますが、バス停に着くたびにタバコをスパスパ、ビールをグビグビ、そんなこと全くお構いなしと言う感じで堂々としたもので、見ていて逆に関心してしまいました。
余談になりますが、タイを旅行していると欧米人の年を召された男性とタイの女性とのカップルをたくさん見かけますが、因みにこの方も同様で、良く分からないのですが、このような欧米人男性の年よりとタイ人女性を取り持つ何かシンジケートのようなものがあったりするのかも知れません。
そして不思議なことは、逆のケースは見たことがありません。男性と女性との間には、異性との交際に関する本能的な違いがあるのかも知れません。それにしても日本人男性(東洋人)とタイ人女性とのカップルは見かけませんでしたが、これはあまり違いがないので目立たないだけなのか、或は単に嫌われているだけなのかは、未だに疑問のままです。
飲酒も喫煙も女性も、全てにおいて欧米人の圧倒的パワーを見せつけられたような感じがしました。目立たないだけで日本人も一緒ですかね。。。
★山岳地帯から大平原へ
そろそろ辺りも薄暗く日没の時間も近づいてきました。この辺りではもう山はなくなり、バスは大平原の中をひたすら走り続けます。
フィリピンだと、特にセブ島では、ブコと呼ばれているココナッツの木が植林されているのですが、こちらタイでは何故かココナッツの姿をこれまでのところ一度も見られてません。雑木林か畑かと言う感じです。またこの畑も、乾季だからでしょうか現在は何も植えられてないように見えます。
★暗闇の中をひた走る長距離バス
完全に日が暮れてしまいました。車内の様子はこんな感じになりました。車内でフリーWi-Fiがあると嬉しいのですが、このバスはついてないようでした。
暗闇の中をひたすら走りる高速バス。
★コーンケン/バスターミナル
19時30分にコーンケンのバスターミナルに到着しました、スコータイを11時に出たので所要時間は8時間30分となりました。予定が7時間でしたので、少し遅れての到着となりました。それでもその日のうちに到着しただけ良かったと思います。
それにしてもこのコーンケンのバスターミナルは、自分がどこにいるのか分からなくなるくらい巨大でした。さすがタイ東北部交通の要衝と言われるコーンケンのバスターミナルだと思いました。
〇翌日のバスチケット購入!
翌日はコーンケンからメコン川沿いの町ナコーン・パノムに向かうため、今日ほどでは有りませんがやはり大移動となります。できればこんな時間ですが翌日のバスチケットを購入したく売り場を探しました。
見付けたのがここです。既に販売員は居ませんでしたが、時刻表が大きく貼ってあったので出発時刻を確認しようかと思いましたが、タイ語なのでさっぱり意味不明。隣に座られてるお兄さん(警備員?)にも聞いてみましたが、案の定、双方とも言葉が通じず意味不明。
取り敢えず一番早い7:30に来れば間違いないだろうと思い、一抹の不安を感じつつ翌日の朝7:30前に、ここに来ることに決めました。
〇バスターミナルからコーンケン市内へ移動
バスターミナルから市内へはシティーバスが便利です。
停留所は、バスターミナルの中にあり、写真にあるミニストップの前が停車場所になります。時間帯により変わりますが、10~30分間隔で24時間運行しているので、そんなにも待たずに乗ることができます。料金は15バーツでフリーWi-Fiも使えました。
路線図は以下のとおり、バスターミナルとコーンケン市内一巡して基に戻るようになっていました。市内までの所要時間は20~30分みておけば十分かと思います。
良く見ると上の路線図にも発車間隔が左上の方に6時から20時までが10分間隔、それ以外は30分間隔と記載されてました。
それにしても、こんなにも日本から離れたタイの奥地で、まさかミニストップに対面できるとは思ってもいませんでした。あの明かり見ると一人旅だからでしょうか何故かホットしたことを思い出します。
車内はこんな感じです。一回り小さなバスですが大変綺麗に使用されています。
このバスはフリーWi-Fiが使えましたので直ぐにグーグルマップを確認し、この路線図のマンガ絵と照らし合わせて降りる駅を確認できたので、バンコクでは苦労しましたが今回は安心してのることが出来ました。
それでは市内に向けて出発!この時で20時頃でした。
〇明かりが煌々と灯る魅惑のナイトマーケット!
バスが動き出しても暫くは、バスターミナルが郊外にあることもあり、電気の消えた暗い街中を走り抜けていきました。未だ20時過ぎだと言うのに静かなところだと、今夜はご飯も食べられないのかと考えていました。
ところが突然、明かりが煌々と灯る場所が現れたので、ここで降ろして頂きました。
そうです、紛れもなくここはナイトマーケットが開かれています。ナイトマーケットはスコータイでも経験済みでしたので良く分かっています。
バスを降りてナイトマーケットの中を歩き始めます。
この時点で既に21時頃になっていましたが、未だどこもお客さんでいっぱいでした。
これだけお店が並んでいると迷いますが、タイにきて未だ食べていなかったパッタイがありましたのでこれを戴くことにしました。飲み物は隣の隣りの露店でココナッツのシェイクを頂きました。
タイ料理ベスト〇〇等で必ず上位に出て来るパッタイ初体験。美味しそうです、頂きます。今夜の夕食は40バーツでしたので140円くらいです。
この頃から物の値段を、円に換算すると、いくらくらいだから高いとか安いとか考えなくなってきました。思考回路がだんだんとバーツで直接考えるように変わってきた感じがします。ただ単に計算するのがめんどくさくなってきたのかも知れませんが、、、
と言うことで今夜の夕食は終了、パッタイも美味しかったです。
〇この日の最終目的地に到着/全行程8時間30分
この後はぶらぶらと夜道を歩くこと10分くらいでホテルに無事到着。夜が明けたらまた都市間バスに乗って大移動です。バタバタしてます。
一人旅なので、バンコクやスコータイでお世話になった、ドミトリーやユースホステルを先ずこの街でも探しましたが、普通のホテルしかなく今夜はだだっ広い部屋に一人で寝ることになってしまいました。
実は退職してから1年近く海外を巡ってきましたが、今までホテルしか泊まったことがなく、今回の旅行で初めて一部屋を他人と共有するタイプの宿泊所を利用させて頂きました。
しかし、特に不自由することもなく経済的に快適に過ごすことが出来るのに加えて、他の旅行者との触れ合い、自然な形での国際交流、もちろん英会話の勉強にもなるので、これからの宿探しの際は、先ずはドミトリーから探すことにしました。
それでは、また。
〇タイ観光案内サイト(参考資料)
タイ国政府観光庁によるタイ観光案内サイトを以下に添付します。各地の観光案内からグルメやホテル等タイに関する様々な情報が発信されていますので、旅行の前に一度確認してみることをお勧めします。
今回は、これで終わりになります。ありがとうござました。
Thank you so much. See you next time. Good luck.