間違っているのかもしれない、けど。

子どものために
子どものために
ってよく言われますよね

食べ物の事や住環境の事や引越の事やなんかで

私は三人の子育てをしてきましたが
そこまで〝子どものために〟のみを意識したりは
しませんでした
私の子育ての基本は

〝親が元気なら子どもも元気〟
〝親が野良なら子が育つ〟

でした

〝元気〟というのは何も病気のある人は
子育てができないって訳ではありません
心の元気もそうだし
日々の生きざまもそうだと思います


子どものために何もかも整えるのは良い事かな？と



添加物のない食べ物
安全な食べ物
いろんな食材を使う事
どれも大切な事だと思います
こだわるのは親の愛情だと思います
私はほぼ気にしていませんが

でもこんな人がいました
ママ友ランチで数回一緒になった人
塩分に関してもすごくこだわっていた人で
毎回〝辛い辛い〟を連発しながらの食事
子ども同伴の時には〝それは食べちゃダメよ〟って
あれもこれも避けてお残し
ある日少し遠くの公園へ４家族で行きました
食べ物を持ち寄ってテーブルにわぁ～っと広げて
紙皿片手にワイワイと食べました
手作りあり冷凍食品あり市販品ありで
でもその母子だけは持参のお弁当を離れて…

彼らが大きくなって
友だちとファストフードなどを食べるのもアウト？
彼氏とデートの時はどうするの？
彼氏への手料理は……と
大きなお世話で心配になりました

その時その時の楽しさも含めて食事だと思うけど…
行き過ぎてるって思うのは私の傲慢かも知れない


我が家には洗面所がなかった
六畳１間が５人の寝室だった
必要だと思われる所に手すりがなかった
第一に必要なお金が全くなかった

でもみんな元気に育ちました
無いなら無いなりに子どもはクリアしていきます

意見も聞かずに引っ越したって
一番に順応するのは子どもたちです

親がアレコレ〝……すべき〟〝……だろう〟って
悩んだり迷ったりしている間にも
子どもの頭の中はくるくる回りながら成長します

親が気にするべきは
今日１日自分がどれだけ笑えたか
子どもたちの笑顔をどれだけ見られたか
それに尽きると思います


たくさん笑って
たくさん怒って
たくさん泣いて
どれだけ大好きな人が傍にいられるか


それが彼らの将来に一番大切な事だと思っています