臨機応変やら自覚やらわきまえやら。
先日のスーパーでの大量巻き寿司には驚きましたが、もっと不思議で感嘆符と疑問符が頭の中をぐるぐるした光景がありました。
あの日は土曜日。
普段、土日等の一般的な休日や売り出しの日には買い物に行きません。いつでも行けるのに、わざわざ人の多い日には行きたくありません。どうしても店内にある100均で糸を買いたくて足を運んだだけでした。
最近はセルフレジにも慣れたので、あればセルフレジを選びます。レジ袋を購入して買った物を入れながら済ませるので、かなり効率良く店を出る事ができます。ただ、たまたまセルフレジを待っている人が数人いる時には、私がもたもたして待たせるのが嫌なので、カゴに移すだけにしてレジを済ませて袋詰めはサッカー台でやります。
あの日レジに向かうと、セルフレジ待ちの人が10人近くいました。セルフレジは6台だったと思います。すぐ横にある、店員さんが対応してくれるレジは3つほど。ふさがっていましたが待ってる人はそれぞれ1人ずつでした。そちらへ並び会計を済ませましたが、あっという間に終わりました。
セルフレジに並んでいた人たちはまだまだ長い列で待っていたけれど、現金のみとか現金不可とかの違いもないのに不思議でした。
サッカー台で袋詰めしながら何気なくセルフレジを見ていると、高齢の方が少しもたついていました。焦りもあったのかも知れない。
別に何が正解という話でもないし、人の勝手、待てる心の余裕がある人は素敵です。でも臨機応変という言葉もあるしな…という感じです。
無事に還暦を迎えて思うのが、今までよりスマートにできなくなってきている事に気をつける事。卑屈になるつもりはないけれど、落ちつつある機能の回復に抗うよりは、見つめて、認めて、臨機応変に対応して行こうと思っています。
実際にそれができていなくても、心がける気持ちを忘れないようにしようかな、と。
自覚を持つ。わきまえる。
そんな言葉を忘れないように。