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にゃ~ご~!にゃ~ご~!

マロはぺんちゃんを咥えて
普段出さないような声で鳴きながらやって来ます
家中に響き渡るぐらい大きな声です

マロは推定10歳の雌猫
我が家に2番目に来た保護猫です
そんな事はそれまでなかったのに
産まれて数ヶ月の栗丸が来てから始まった事でした
子どもに狩りの仕方を教えているらしいです

ぺんちゃんは小さなぺんぎんの人形
1番目に来たカン太が赤ちゃんの時に
抱っこして寝ていた人形です

そのぺんちゃんを咥えたまま
にゃ~ご~!にゃ~ご~!と
何とも言えない抑揚をつけて鳴きながら
毎夜毎夜 我が子でもない仔猫のために
部屋中を歩き回ります

最近思うのが
〝子育て〟って語れるものだろうか?という事
私自身ハッシュタグで〝子育て〟と入れて
いくつも投稿しています
でも結局のところ
人の数だけやり方があるし
人の数だけ考え方があるし
一人一人全く違う人間であって
同じ人なんて1人もいない
解答もないし正解もない
成功か失敗かもわからない

何を正解とするのか
成功とするのか
失敗とするのか
誰にもわからない事だと思います

今現在二十歳前後の3人の子どもがいます
ずっと気をつけて来た事は
彼らは彼らだと言う事

親がするべき事できる事は
彼らがまだできない事の
お世話をする事だけではないのかなという事

今の社会では何かしら報酬を得る仕事をして
生きていかなければいけません
もちろん様々な病気や障がいがあり
それがかなわない人もいます
その場合は公の制度などの必要が
出てくるんでしょうか

生活のために働くのか
できる事をやっていくのか
好きな事が報酬につながっていくのか
それを選んでいくのは本人の生き方です

どんな仕事をしどんな生き方をしていくのかは
親の問題ではないと思います

親は我が子に自分の生きざまを
見せていく事しかできないのかも知れません

マロが一緒に暮らす事になった仔猫に
狩りのやり方を見せるように
こうして生きていくんだって見せる事
それしかできないんじゃないかと思います

自分が思う最適な生き方を押しつけたり
誘導しようとする事は
結局〝おごり〟なんじゃないかと思います
彼らにとって何がベストなのかなんて
親にわかる訳がないと思っています

働かなきゃ食っていけない
こうして働いて食っていってる
それを見せる事が育児なのかなと

安心して暮らせる世の中の一員になり
それなりに一生懸命に働いて
できれば毎日笑顔いっぱいで過ごせて
こうして生きていくんだよって
それを見せる事が
親のつとめなんじゃないかと思っています


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マボ
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