揺れる

帰省中の娘が時々ため息をつきながら
スマホをながめている
いつもの光景にため息がプラスされた感じ

昨年高校を卒業し
自宅から車で1時間半ほど離れた場所で
一人暮らしをしながら働きはじめた

すぐ隣がコンビニで
車で数分走れば
スーパーやファミレスや
ホームセンターはあるけれど
基本的に田舎暮らし

昨年秋から同期入社の人たちが
次々と辞めていった
理由はそれぞれ

一緒に焼肉を食べに行ったりする

どんどんどんどん

次男が学校の寮へ戻る日
港まで送って行った

並んで歩くと
軽く見上げるほど背が伸びていた次男
私が縮んだのか
どんどん小さくなっていった母を思い出す

その港へ行くのは今回が最後
2月には荷物と次男の回収のため寮まで行く

長男があの学校へ入学してから
送り迎えで何度も足を運んだ港
何度離れて行く船に手を振っただろう
どんどん小さくなって行く船に

中学を卒業してすぐに親元を離れ
遠方の学校へ入

春に就職予定の娘
第一希望の職場で
１日体験のためお泊まり
昨日の夕方送って行きました

〝５時半に電話で起こしてね！〟
って言われてたから今朝かけると
ちゃんと起きていました
１つずつ
１つずつ
いろんな経験を重ねて
巣だって行くんですよね

親は見守るだけ
できるのはそれだけ

自分がその年頃にはどうだったかなんて思い出したらエライ事になるので…

末の娘は高校三年生です
卒業後は進学せずに就職する事に決めました

でも具体的な事は決まっていません

自分が高三の時にどうだったかを思い出すと
なんにも偉そうな事は言えない私です
まだ働きたくなくて専門学校へ行った私ですから

部活の遠征などでホテルに泊まる事が度々あり
枕元に折り鶴が置かれていたりしたのを見て
ホテルの裏方の仕事がしたいと
言っていた時期があったり

大きな建設系の車両や機械を

知らん顔できるかな

息子ふたりが帰省しました

長男は３月に卒業式
４月から仕事

次男は長い春休みです

５年間の寮生活を終え
実家を飛び越えて他県で就職する長男

寂しいかな？

今のところそうでもないみたい

寮生だったからかな

去年の夏に書いた投稿記事

この気持ちを忘れないように
頑張ります