2024/10/10日記_結論が先?結論は不要?
週末から始める新メニューを写真に撮ってインスタに告知するのでバタバタした。あまり気に入った写真ではなかったけど、ちょっと加工したりしてなんとか仕上げた。反応があると良いな。
昨日ある雑誌のインスタを見ていたら、海外で取材中の内容がうちの店と重なるので発刊イベントをこの近辺でイベントを開催することがあったら、協力したいとDMしてみた。今日になって返信が来て、今のところ予定はないらしくでも連絡先の交換だけはできて縁ができたのでよかった。今まではあまりやってこなかったけど気になる相手には自分から声をかけていこう。
ゆる言語学ラジオは苦手で聴いていないPodcastだけど、室越龍之介さんがゲストなので聴いたら面白かった。「結論から話す」vs.「前提から順序立てて話す」の良し悪しについて、起源について、議論を交わしていた。結論から話すというのは時間のないビジネスの世界で、デキる人の話し方のように思われている。ぼく自身は前提から長々話したくなってしまうし、結論やオチは順序立ててこそ納得や面白さがあると思っているし、そういう話し方ができる人をかっこいいと思ってしまう。だから結論から話すことにはずっと受け入れ難いところがあった。
アカデミックな論文で、ヨーロッパや日本は前提から順序立てて積み上げていって、最後に結論を持ってくる。それに対して、アメリカのスタイルは結論を先にもってくる。なぜアメリカがそうなったか、その起源はそこまで古くはないそうで、ベトナム戦争後に大量の学生が生まれ、彼らの論文審査を裁くために、そういう効率重視のフォーマットになったという。そして、世界の標準語である英語の論文は、概要で結論を先に示すスタイルになったという。
結論を先にわかっていると、認知負荷が下がるのでは?ということの議論もあった。確かに認知負荷が下がって理解しやすくなっているように感じる。でも結論に誘導されてしまったり、それによって間違いや飛躍を見落としやすくなる。ぼく自身の経験でも、結論を先に話されて、その論理を聞いても全く論理的でないことも多かった。自分の主張したいことを結論にして、結論ありきで後から理由づけしている人がどんなに多いか。そういう頭の回転が早くて、そういう話の仕方に長けている人が組織に蔓延っていることが、組織で仕事するストレスだった。
室越さんが瀧波ユカリさん話した時のエピソードを紹介していたことが気になった。女性同士は結論にこだわらず、その人に合わせた言葉を返す。しかもそういった会話術は中学生くらいでマスターしている。それを聴いて振り返ってみると、ぼくは中学生どころかいつまでたっても順位づけられることに怯えて生きてた気がする、基本的に防御体制だったから閉じている。
男は学校でも会社でも力が強いか弱いか、成績が良いか悪いか、面白い奴かそうでないか、全般的にそういう価値観の中に置かれる。女性同士だと、そうでない領域、外界を見出しやすいのだろうか。