2024/09/27日記_占いの、以上さ（異常じゃないよ）

昨日久しぶりに出かけたことについて、いろいろ思い出す。これはそのひとつ、人の話だけど主語を「わたし」にして書いてみよう、想像もしながら。

あるイベントに行った時、といってもいかがわしいものではなくって、おしゃれなやつだった。わたしは手相占いをしてもらうことになった。占いを信じたりはしない方だけど、怪しい雰囲気のイベントではなかったし知り合いだったから、その流れからやってもらうことになった。占い師の彼女は、というかジェンダーはわからない方だったけど、辛口か甘口か尋ねてきた。つまりは、はっきり伝えるかやんわりかの意味で、わたしは辛口と答えた。

細かいこと何点か言われたものの、そんなことはどうでもよくって、というよりどうでも良くなってしまうことを言われてしまって動揺した。余命が長くないと言われた。生命線がブツっとキレている、末端のところでバスっと遮るものが出ているという。10年は生きられないと告げられた。占いは信じないし、そこまで気にしてこなかった。だけど人生の後半戦に入っていて、体力不足や老眼は年々感じるし、身体の節々にも少しずつ衰えも感じてきている中で、告げられてみると受け止めきれない。友人に話してみても和らがないから、他の友人に話してもみた。だけどやっぱり受け止められない。

そんな話を聞いて、ぼくは笑い飛ばせなかった。なんていったらいいかわからなかった。ラジオで聴いた良かった話を伝えてみようという考えがよぎったけれど、それがその人にとって何にもならないかもしれないし、楽観的に考えて、毎日少しでも笑えることように生活していこうよといってみようか迷ったけど言えなかった。そんな言葉よりも、こうしてたまに一緒に出かけて自然の中でのびのびしたり、心の内を吐露してみたり、そんな時間をともにすることの方が大切だと思う。その人は友人も多くって、数ヶ月に一度は旅行に行っているし、楽しそうに見えてしまう。でもそれはやっぱり　SNSを通してのイメージでだから、生活の大変な話はこうやってあって互いに話すことがいちばんの薬になると思う。

石破茂さんが新総裁になった。９人の候補者の中では一番まともなと思える人がなれたので政治について久しぶりに安堵した。でもこの先どうなるだろうか、ニュースではさっそく党人事、閣僚人事の予想が始まっていた。トップはまともそうでも、その下につく人はいわく付の人ばかりで、やっぱり自民党ではダメな気はする。石破さんが自浄作用をどこまで図ってくれるだろうか。