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2024/10/29日記_自分にとっての寂しい街

父の面会は14時からなので、中途半端に時間があった。映画や展覧会で時間を潰そうと思ったものの、これというものが見つからない。理由もないけれど新宿へ行った。伊勢丹に行っていつものようにとりあえず文具売り場に行ってみたら、改装で無くなっていた。紀伊國屋も改装されていて、売り場が変わっていた。ビジネス系が増えて人文エリアは減った気もする。大型書店もたまに行くと楽しい。丸の内丸善より紀伊國屋新宿店のが本好きには楽しい。スタバでソイラテのトールを買ってボ〜っとした。

東京は人が多いけど、一部のエリアを除いて全体的には衰退しているのを感じる。ますます便利でコスパな街になっていくからつまらない、それを通り越して寂しい。実家付近の道路沿いの、かつて店舗が並んでいたところには一戸建てが並んでいる。子供の頃は街が良くなっていくのを感じて、そのまま良くなっていくかのように思っていた。でも、失われた30年は、ただただ下る30年だったと思う。

今住んでいる街だって、寂しくなってきているのかもしれない。けど、住み始めたのが4年前だから、4年前からの推移しか感じていない。生まれ育った東京は、良かった時を知っているだけになおさら寂しい。

実家にいくまでは気が重い。喧嘩するわけではないけれど、ノリやソリが合わないと思っているので、どうしてもそうなる。

まずは父親の見舞いに向かった、思ったよりも元気そうで安心した。そのあと実家に寄って、片付けを手伝った。年寄り二人が快適に住むためにはスペースを作らなければならない。無駄なものがたくさん詰まっていた棚を、空にすることができた。母と話しながら、お役に立てて良かった。行けば行ったで良かった。いくたびに整理をしよう。

あまりに疲れてドラマは20分で寝落ちした。

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