2024/11/12日記_民主党への絶望、感情のスイッチ
朝は準備をしながら昨日の荻上チキさんセッション、特集「米国・大統領選、なぜトランプ氏が」(会田弘継)を聴いた。これを聴くとトランプ支持もやむなし、の新たな側面がわかった。格差が広がって、中間層が落ちていく状況で具体的な策を示してくれるのがトランプ氏であった。会田さんのはなしで、なぜ民主党が嫌われるかが理解できた。肝心な時に国民を見棄ててきた、そう思われている。しかもそれはオバマ大統領だった頃まで遡る。アメリカでも台湾でも、外から見ているだけではわからない事情がある。
常連さんと話すことができて、雰囲気だけでなく文化を感じられる店だと言ってもらえて嬉しかった。平日にしてはお客さんが多めで賑わう。友人も来てくれて『すずめの戸締まり』について話せたのも良かった。新海誠監督は感情のスイッチを押すのが上手いという話になった。
みる側の好みだけど、ぼくは音楽や喜怒哀楽をいざなう記号的なものをつかって感情を誘導されるのは好きではない。心地よくハマることもあるけれど、観終わってハメられたと感じることもある。『ボヘミアンラプソディ』のラストはけっこう泣けたけど、あれもスイッチ押されてた気がする。
忙しかった時に入ってきた女性2人組のお客さんに、いらっしゃいませ、と言いながらチラッと顔を見たときに、ぼくは女子高校生だと認識した。女子高校生なんて珍しい!とおもった。しばらくしてオーダーを取りに行ったら、全然違った。紺色の制服を着た、事務職系の2人組だった。われながら、事件の目撃者の証言なんて当てにならないなとおもった。
柯宗明『陳澄波を探して: 消された台湾画家の謎』を読み終えた。今日は眠いのでまた明日以降に感想を書こう。