ヤーマン(6630)についてのメモ(1)
この会社は昨年の出世株のひとつ。コロナ禍でインバウンドが需要喪失したので業績が悪くなるかと思ったら、越境ECと通信販売が伸びて業績成長のモメンタムが落ちなかった会社。何をやっているかというと、美顔器のメーカーである。数年前から手掛けているが、当初はボラが大きく(今もおおきいかな、汗)、美顔器というのも聞いているだけではなんだか眉唾物のような感じもあり、あまりポートフォリオの中心にすえる会社でななかったが、決算等の開示情報を数期にわたって読み続けてきた限り、非常にまっとうな会社であると認識が変わってきた。
というわけで業績を見よう。
売上成長はこの5年で倍以上、営業利益率もぶれはあるものの二桁以上を5期連続達成する見込み。当社は4月決算であり、2020.04は緊急事態宣言の影響を第4四半期に受けたが、そこからの立ち直りは大方の予想を超えたものだった。
Ullet で有価証券報告書の「対処すべき課題」をチェック。
「美しくを、変えていく」という企業スローガンの下、お客様の理想の美しさをかなえ、世界中に夢や驚きを届けるために、お客様のためにできること・すべきことを全社員が常に意識し、研究開発活動、製品・商品のご提供、お問い合わせ対応などを通して、新しい「美のカタチ」を追求し続けることを経営方針
「日本発のグローバルブランドカンパニー」として、他者が真似できない製品を作り続けるとともに、新しい発想で新たな市場を作り出すことを中長期的な経営ビジョンとし
前連結会計年度から続くインバウンド需要の低迷や、2020年年頭からの新型コロナウィルス感染症の拡大は、当社グループの足元の業績に大きく影響を与えました。
店販部門の売上は大きく落ち込みましたが、一方で、通販部門が売上を伸長させたほか、直販部門、海外部門のうち中国の売上についても堅調となるなど、当社の強みであるマルチチャネルが奏功しております。
このマルチチャネルでの販売が業績の安定的な成長をもたらしている要因のよう。
昨年11月に同社は中期経営計画を発表している。今期2021.04 の売上げ見込みが350億なので、中期で500億、長期で1000億、営業利益20%を達成してくれるのなら持っておいたほうがいい株ではないかと思っている。まあ、とはいえ、5日の四半期決算開示で同社の成長ストーリーに鈍化の兆しがないかどうかはチェックする必要がある。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?