米国マイクロンの株価が21日急騰した。
この急騰の原因はどうやら同社がエヌビディアの生成AI用GPU向けの高スペックなメモリー(HBM = High Bandwidth Memory,)を量産化することにあったようだ。
上記に出てくるSKハイニックスは韓国のメモリーチップメーカー。
さて、以上の前提知識を踏まえたうえで、TOWA の2Q決算説明資料でどのくらいHBMに言及しているか見てみよう。
2024年3月期 第2四半期決算説明資料 (pdfファイル)
このPDFファイルを開いて「Ctr + F] キーを押すと検索小窓が立ち上がる。そこで「HBM」で検索するとこの決算説明資料で17語HBMという単語が使われていることがわかる。いくつか引用してみよう。
どうやら、同社のビジネスにとって、HBMを量産する会社が増えるのは追い風になるらしい。この記事で紹介したロイター電は、米国マイクロンが韓国勢に続いてエヌビディアの生成AI半導体用のHBMを量産するという記事であった。
で、TOWA はどんな製品を出しているのかというと、昨年の9月に出た同社リリース記事が参考になる。
では、同社の四半期業績を見てみる。今期は通期で減収減益の会社見込みだが、直近の第3四半期は増益に転じている。
四季報春号(四季報オンライン) によれば、同社の2025年3月期の営業増益率は50%を超え最高益更新との予想になっている。