「凡人起業」の著者登場|M&A BANK Vol.164
話題のこの方が登場
島袋
本日は、書籍「凡人起業」の著者でもあります、株式会社 StartPointの代表取締役、小原聖誉さんにお越しいただきました。よろしくお願いします!
小原
よろしくお願いします。
島袋
実は小原さん、収録の直前に「僕はめちゃめちゃ凡人です!頭悪いですよ」とおっしゃっていました。実際はそうではないと思うんですけどね。
あの、僕も結構悪いです。(笑)
小原
あ、もう、すごくリラックスできました。(笑)
島袋
そんな我々でもバイアウトできたということで。
…勝手に一緒にしちゃってすみません!
凡人?小原氏の略歴
島袋
今回、うちのCFOの冨岡からオファーさせていただいて、ご出演いただいたわけなんですが、改めて自己紹介をお願いしてもいいですか?
小原
そこからですよね。まず今、41歳でございます。
起業したのが35歳、バイアウトしたのが38~39歳のころです。創業してから3年3ヶ月でした。
実はもともと、学生時代から起業には興味があったんですが、起業するまでに15年ぐらいかかりました。
ずっと「起業するする詐欺」をしていたんです。そういう人いますよね。
島袋
いますね。
小原
私でございます。起業する勇気がなかったんですよ。
そして今は、そこまで大きくはない元手ではありますが、21社の会社にエンジェル投資をさせていただいています。
島袋
じゃあ、投資家ですね。
小原
僕は、自分みたいに凡人かもしれないですけど、自分でリスクを背負って事業をやっていく社長が好きなんですよ。それで社長を支援する仕事をしています。
その方法として出資させていただくこともあれば、毎月その社長と1on1でメンタリングをして、その社長が困っていることを聞き出したり、一緒に対策を練ったりと、いわゆる1on1のペースメーカーのようなことをしたりしています。
島袋
なるほど。
早速、気になるアレをお尋ねします
島袋
35歳で創業されて3年半で売却されたのは、スマホゲームのメディアでしたよね。
メディア「ゲームギフト」を運営されていた、AppBroadCast(アップブロードキャスト)社。こちらをKDDIグループに売却されたと。
小原
そうですね、2016年4月に売却しました。M&Aが徐々に増えていたころですね。
島袋
金額はどのくらいでバイアウトされたんですか?
小原
えっ!?金額は非公表なんです…。
島袋
そうなんですか。では「ドキューン」音入れますので…
小原
金額は非公表なんですが……あるネットの記事では、「2桁億を超えているのではないか」と出ていましたね。
島袋
あくまでも、そう言っている記事がある、ということですね。
小原
記事ですね。
しかし、最初からストレートにこんなことを聞くなんてすごいですね。(笑)
島袋
バイアウトを考えている経営者が気になるところだと思いますので、綺麗事を抜きにやらせていただいてます。(笑)
次回もさらにぐいぐい質問していきたいと思います!どうぞお楽しみに。
出演者
■小原 聖誉:株式会社StartPoint-創業者・代表取締役社長
2013年AppBroadCastを創業。創業3年でmediba(KDDIグループ)へバイアウト。medibaにて新規事業役員CBDOを務めたのち、退職。現在はエンジェル投資家として活動。21社に出資し、そのうちの1社アクリートはIPOを果たしている。
【株式会社AppBroadCastのM&A概要】
2016年4月、KDDI子会社で広告事業を中心に展開するmedibaへ株式を売却、連結子会社化。株式の取得数や割合については非公開。関係者によるとバリュエーション(評価額)は十数億円になると言われた。KDDIとは2014年の資金調達、業務提携などすでにかかわりを持っていた。
■島袋直樹:IdeaLink株式会社-代表取締役
シリアルアントレプレナー。26歳でインターネット広告代理店を創業、年商20億円規模に成長させる。2016年に同社を分社化し、インターネットメディア運営を主体とするIdeaLink株式会社を創業。2017年12月、自社メディア5媒体を上場企業に事業譲渡。「事業は創って売る」をモットーとする。「会社は伸びてるときに売りなさい。」の著者。