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オープン・ドア・ポリシー

指導教員のまたむらです。
今日は、研究室のポリシーのひとつであるオープン・ドア・ポリシーについて書いてみようと思います。

研究室におけるオープン・ドア・ポリシー
大学の研究室は、新しい知識を生み出す場であると同時に、学生が学び成長するために重要な環境です。時には、嬉しい知らせもあるでしょうし、悲しい出来事で辛い思いをかかえながら研究室を訪れることもあるかもしれません。

オープン・ドア・ポリシーとは、文字通り教員が常にドアを開けておき。学生や研究者が気軽に相談に来られるようにする姿勢を指します。物理的にドアを開けているだけでなく、心理的にも教員がいつでも歓迎しているというメッセージを送ることが大切になってきます。

オフィスアワーの時には張り紙をしています

オープン・ドア・ポリシーの意義


オープン・ドア・ポリシーには、学生が疑問やアイデアを気軽に持ち込める雰囲気を作り出します。特に、学生は時として教員に話しかけることに対してためらいを感じることがあります。ドアを開けておくことで学生が「相談しやすい」「なんでも話せる」と感じるようになれば、問題解決がスムーズに進み、学修の効率も上がります。

ただし、すべての時間をドアオープンにすると、教員が自分の研究や業務に集中する時間が取れなくなる可能性があります。定期的なオフィスアワーを設け、学生がいつ訪問してもよい時間帯を明確にすることが大切です。ただし、本学の場合、週1コマしかオフィスアワーの時間を設定していないので、授業とバッティングしている場合などは活用できません。その点、私はなるべく、毎日一定の時間はドアを開けて、誰もが訪れやすい雰囲気作りを心掛けています。とはいえ、今はゼミ生が3名しかいないので、誰も来ません。笑

オープン・ドア・ポリシーは、どんな立場の人でも平等に相談できる機会を設けるのに最適です。確かに、冷房を利かせている時期などは省エネとはいえないかもしれません。寒い冬はどちらかといえば扉は閉めておきたい。でも、誰もが訪れてくれる研究室である方が私の心は温かくなります。来てくれた人の心も温めてあげられるような、そんな研究室運営を心掛けたいと思います。

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