月の数え方(月齢編)←天文的な方
スーパームーンと近地点遠地点の話の続きを書こうと思いましたが、その前に、これも語っておこうと思っていたことをひとつ、思い出しました。
「月齢」
まず私が以前日報ツイートに載せていた「月齢」。
カレンダーなどでもお馴染みで、月の数え方の一つであることは知っているけれども、いったいどうやって数えているの?と思ったことはありませんか?私は思ったので確認しました。
比較的わかりやすいカウント方法になっていて、国立天文台でもスッキリしたガイドをしています。https://www.nao.ac.jp/faq/a0204.html
正直、リンクを見れば私の説明不要ですが…改めて人に説明するなら以下。
月齢は新月瞬間をゼロ地点として、小数点以下一桁で表現します。(日単位表現)
2024年9月の新月なら、東京時間で9月3日の午前10時55分が月齢ゼロの瞬間。月齢は昼12時の相様を数値化したものなので、まずは新月の昼12時の数値を求めたら、そこから日単位でまた次の新月までの月齢を決めます。
3日は正午になるより約1時間前に0カウント。じゃあ月齢は昼の12時で数えるからその1時間少しの時刻がいります。
プラスされるのは1時間5分で「1.08333時間(時間電卓 https://k3su.xyz/unit/time.php )」1の位を日単位変換すると=0.04513875日。月齢カウント法の基本ルールは小数点以下(10進数で)第二位以下を四捨五入。(これだけ覚えておけばOK)よって数値0.045日は月齢数値として内包するものの表に出ない数なので、9月の月齢は少数桁はずっと0のままカウントされていく…という算出。3日の月齢は0.0、4日は1.0、5日は2.0・・・・となっていきます。
なおGoogleが出してきた電卓が便利でした。時間と日の単位変換電卓。
【月齢の計算まとめ】
・1の位が新月からの日数
・正午の数値がその日の月齢
・時間、分は60進数から10進数変換して日単位少数に変換
・少数点第二位以下を四捨五入
ところで、ここで疑問が湧きました。
先の中秋の名月の話になりますが…
満月を「十五夜」と言いますよね?しかし、暦の定義上では月齢14.0で満月定義しますね?え?14?15?どっち?少々違和感を感じませんか?
月相は29.5日、その折り返しですから目安14.75日が折り返しポイント。
数え方と数値の違いですが、若干ややこしい。
そんな風に数えます。
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