森と街が逆転する仮説
私は15年くらい前に、森に関わるお仕事を始めた。
けど木こりではないと思う。そして実際に更年期症状の悪化(当時28歳)で土いじりを異常に好んでいたのもある。
その時に森はいい!!と一部の自然派の方達が山へ移住がちらほらしてきた。当時は山と街の間に住んでいたのですが、いつか都心部に人が少なくなり、ジャングルのようになって森がいいと聞きつけた方々が、森に押し寄せ森は都心化されてくる。
と、仮説を立てたのです。(自分でずっとこれは考えています)
というのも、当時住んでいた山梨は、移住組が多く、特に自然を愛する方々のコミュニティが発達していたのです。(特に北側)
また県庁所在地である甲府駅周辺の、閑散とした寂れたアーケード街は、田舎の人からしたら、駐車場代を払ってまで買い物はしないというステータスもあり、郊外の大型スーパーへ移行した流れでした。
そうすると、今までそこまで高くなかった、田舎物件は値上がりして、それでも便利(何が便利なのかはその人次第ですが・・・)な場所を求めたれたように思います。
今でも都会、東京でも人が多いと言われながらも、昔から住んでいる人の方が、高齢化して都会の学校の生徒数も、地域によって100人以上いるところもあれば、30人以下の学校もあるのです。
3年前、アメリカサンフランシスコに、託児所をしないかと言われ、視察に行った際にも、観光地化された場所には、高収入の白人か、昔から住んでいた人かという場所もあり、定住というよりも、観光で遊ぶ場所という街も多くみられたのが印象的だった。
日本も今、コロナのおかげでニュースタンダードが、始まりつつあり、都心部から田舎へ・・・と流れが出始めているのだが、私が15年前に立てた仮説。
都市部と森が逆転する
が、おそらく早いうちに、実現するのではないかと思う。
でも自然は私たちが生まれるずっと前から、そこにあり、そして継続している。何か人間のせいでなくなったり、消えて行ったりするのだけど、それはすごく誤解を恐れず言葉にすると、自然の流れなのかもしれない。
もっと自然を信じてもいい
のかなとも思う。今、私も森暮らしを始めてもう直ぐ一年になります。
リモートでも仕事しながら、それでもオフラインのコミュニティも行なっているところを見ると、それなりに色々と役割があるのだろうなと感じています。
写真:冬みんなで焚き火をして楽しむ姿。ソーシャルディスタンス。