2021なのに今ごろ2020の〆の思いを書いてみた
令和2年12月31日大晦日、薄暗い病院のベットの上に座りテレビには紅白歌合戦が映っていて音は看護師さんたちの働く音だけをボーっと聞いていた。
静かすぎて心が暗くなってきていらんことを考えだしてきた。
なんでわたし?でも私でよかったかも。私だったら耐えれる。悲しまなくてもいい。いろんな気持ちが心の中を行ったり来たり・・・考えたくなければ寝ればいいのにって思っても寝れない。今日は寝れない。
なんでも笑い飛ばしていこう、前向きに気合を入れていこう、なるようにしかならんっていつも思ってるやん。ダメやん自分・・・・決して強気な性格じゃないけど弱音を口にするのは嫌い
薄明りの中2020の〆を書いてマイナス思考を終わろうと思い立ち、その時の気持ちをそのままを手帳に殴り書いている。60歳なんだからもうちょっと丁寧に書いてよって今思うけど書いちゃったもんはしかたない。
・・・病んでたかなぁ。っていつもそんな感じや
読み返したら???ってとこもあるけどそのままを書き写そう。
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今年の〆は病気か!!
あのね、神様も仏様もいない
耐えられない試練は与えない・・・そんなん誰が言ったんや!人やろ!!勝手な解釈や!
誰でも自分のことだから耐えられるし当たり前のことや。と毒を吐く私で〆や。
『頑張って』と言ってくれる人に『頑張っているのにこれ以上頑張れって・・・なに?』みたいなことは一切思わない。それがその人からのエールだもん。その一言でいい。
あの人はどうだったとかこうだったとか、あれがいいこれがいいっていらん情報を言ってくる人のほうがメンドクサイ。タチ悪い。
私にどう思えって言っているのかわからんし、とりあえずは自分のこと優先。
10月は気持ちが限界だったな・・・体力があっても自分のこと以外の事をする気力と脳がパンク寸前だったし、なんか『あ~~ぁ・・・』みたいな妙なため息・・・
世の中二人に一人は『ガン』って言ってる今、『まさか』そう『まさか自分が』だよ。皆、絶対、そう思うよね。間違えても私がガンとかになるわけないっておもってたし80,90のきったねぇババァーになると思ってるし・・・まだ早く死んじゃうとは決まってないけど。
告知なんとなくイメージあるよね。検査するたびになんとなく話がどんどん万が一のためとか、白黒つけるためとかなんとなくヤバさが見えてきたりして。
極めつけはいつも見てくれる先生の上司と思われる先生が現れ、低く暗い声でゆっくりと
『・・・・これはですね・・・』
おい!それ、その先言いたいことがまるわかりだ!!やめろその言い方・・・みたいな。血の気が『サーっと引く 頭が真っ白』とか違ったなぁあの医者の言い方。ドヨ~ンとした・・・
まぁ しゃーないな。なったもんは・・・お母さんに言うのイヤダナァ、私が先に死ぬのか(お母さんは100歳まで元気で生きるはずだから)みたいなこと考えたな・・・
不思議と泣くとか落ち込むとかなくて俄然やる気が出た。だっ て入院、治療するのにそれまでにしておかないといけない事だらけで忙しかった。まったくおかしな話で終活じゃないよ。まー少しは先のために断捨離はしたけど入院が決まったしあとちょっとだったけど・・・帰ったらと思ったけど・・・
抗がん剤している間はきついかな。終わる4月か5月までの体のスケジュールは分かったが、回数が蓄積されていくとキツさが増してくるとか言う人もいた。ちょっと怖さがあるくらいかな。
あと家に帰ったらすぐに私が家事が出来ると思っている節がある。友人が『ムリよ!』って言ってくれたみたいだけど。体力落ちてるし歩けないし。自分のことで精いっぱいなのに・・・
今までどおり頼られるだけの女・・・全て今までどおりはできないしするつもりもない。これからは同じ家に住んでる大人どおし同じ立場。旦那とはこれから先は二人三脚、二人とも主婦、旦那率先してやってくれないと困るよ。私が旦那の事『メンドーな奴!』って思ったら終わりだよ。
それこそ、『入院した一ヶ月頑張った』じゃなくて、これから先頑張るんだよ。
ずーっとヨロシク!
では、今年はこれにて終了
また2021・・・続くよ!!
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2021 令和3年1月1日8:30
朝です 禿げまして おめでとう メデタクナイ
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そんな書き出しからはじめるはずの新しい手帳には書きたくないことがあり罵詈雑言を2020の手帳の最期に書いている。
ここには絶対書けない。心の狭い女だった・・・反省する。絶対今後はそんな考え方をしないと誓った。しかし、家族に話すと大笑いしてた。でも、ここには絶対書けない
ダメだな 今年も大人な女にはなれそうにない