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やっと病院へ

2020年10月

この月も毎週休みに用事があった。いつ大学病院に行こうかと思いもしながら用事を優先してしまう私。外せない用事が相手都合で1週間先になった。

行くならこの日しかない

多分この日行かなかったら、今まで忙しかった分休みのたびに自分優先で遊んでいただろう。そして12月になって師走だ年末だ忙しい疲れたと過ごしてしまい病院には行かずじまいだっただろう。

歯茎の感じも9月の頃とさほど変わらず体の変化も感じなかったので、多分年が明けても病院に行ってなかったかもしれない。

体はきつくないし、熱も出ない、走れるし、酒もおいしい、食べ物もおいしい、歯茎もしみない・・・体に異変を感じてなかった。感じていたらもう遅かったかもしれないと思う。そして後悔するんだろうね。

あの時行っていれば・・・・って


10月中旬診察当日

一通り問診、口の中の診察、写真をバンバン撮られ、血液検査、細胞診。それだけし11月上旬に次回の予約を入れ帰宅。

特にこれといったことは言われなかったような気がする。検査結果が出てからどうするのか決めるのかなぁと呑気にしていた。

4日後夜の9時頃スマホに知らない番号から着信があり気づいたのは夜の11時頃、なんとなく気になり調べると大学病院からだった。こんな時間に電話をしてくるなんて何かあったに違いない。それから心臓がバクバクしだし車を運転して帰らないといけないのに気持ちが萎えてしまっていっとき動けなかった。明日電話しないといけないよねと思いつつも怖くて電話できずに時は過ぎていった。

怖いのよ、夜の9時頃に電話っていうのが。わざわざこんな時間になっても電話をかけてくれるなんて絶対何かあったに違いないと最悪を想定してしまう。もう怖くて寝れないとか思いながら結局バタバタしていたら忘れてしまうし、しっかり夜も寝てるし・・・

結局本当に何かあるならまた電話をかけてくれるだろうと悠長に・・いや怖くて待ちの状態だった。それから10日後に電話が鳴った。10日後・・・たいしたことないか・・・『炎症反応が5のうち2レベルなので1週間抗生物質を飲んで1週間後に診察をしたいのですが・・・』なーんだビックリしたよ、炎症レベル低いやん大丈夫大丈夫とホッとしていた。翌日薬をもらいに行って診察もしてもらい担当医から次回は生検とCTを撮ります。

えっ?そんな大ごとなことをするの?大学病院だもんね、ここに来たからには色々調べてくれるのよね。はい、じゃぁ来週また見せにきてねぇとか軽いもんじゃないよね。とことん調べてもらいましょう的な考えだったなぁ。そう思っていたら担当医から

悪性腫瘍の可能性も考えて疑わしいのはちゃんと調べましょうね

わたし、この日から次回の診察日までの1週間で3キロ体重が減りました。悪性腫瘍・・・この言葉が頭から離れず食欲がなくなってしまった。何があっても食欲がなくなるなんてなかったのに、命に係わることとなれば話は違う。なるようにしかならないと思っていてもやっぱりだダメだ。

唯一前向きに考えたのは体重3キロ減をこの先維持しておこう。せっかく瘦せたんだししょうもない決意だよ


次は第一回目の告知




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