twilight(s)
なるべく感傷ベクトルの新曲については、遅れても感想をまとめておきたいなぁ。というわけで3作目、「twilight(s)」。
前回書いた「境界線上にて」のまとめに、過去作からシアロアへのつながりだったりも書いたし、なによりもあまりに重すぎたので、今回はちょっとライトに書いていきたい。気持ちだけはある。
「twilight(s)」。薄明かり、というよりは儚い光みたいなイメージなのかな。囁一さんいわく、ポップな恋の歌。
今回はまずあのストーリーに言及せねばなるまい。今までシアロアの中で一番好きなストーリーはシルクだったけど、今回のストーリーが並んできてしまった。私が森澤さん好きすぎるだけっていう説もあるけど。
なんか、もう、ハチクロだよなぁ。山田さん→真山→理花さんの構図とまったく一緒で、見ててつらくなった。同じような恋愛しかしてきてないから、余計に。
自分に気持ちが向くことはないとわかっていても、小西を想うのがやめられない由紀ちゃん。その想いに気付いていても、それに応えることも冷たく突き放すこともできず、森澤さんを想う小西。小西の想いに応えることはできないけど、小西に想われていることでどこか救われて、夢に向かえる森澤さん。「あれはもう優しさというより暴力です!」なんて由紀ちゃんは言ってたけど、優しい人は残酷だよなぁ、ほんと。
そしてtwilight(s)。
確かにドレミとソラミミ系統の、可愛い曲。個人的にドレミよりさらに可愛い気がする。囁一さんの「女性ボーカルに歌って欲しい」って言葉に、納得してしまった。花澤香菜さんとか似合いそう。
そしてアゲハの名前が出てたのもちょっと納得。蔦谷さんとか好きそうだなぁ、こういうきらきらしたアレンジ。
ご存じの通り間奏大好き芸人なので、間奏のピアノに大興奮でした。そしてちゃんと聴くと、今回もまぁまぁの動きっぷりです真志朗さんのベース。あの人が動いてないことなんかないけども。
本当に今回の新曲群は、振り幅がでかすぎる。境界線上にてのあとがこれだもんなぁ。どんどん新しい引き出しが開いてるみたいな。どれだけ引き出し隠し持ってるんだろうか。次になにが来るんだろうか。わくわくする。発表する予定のない曲ってのも、いつか聴いてみたい。
ストーリーの方もそろそろ全編描き下ろしになり始めるはずで、先読みの方には既に「こいつ誰!?」って新キャラも出てきてるし、ここから大きく展開していくんだろうなぁ。今シリーズではサエに試練を与えるなんて言ってたけど、どうなっていくんだろうか。とても楽しみ。
ちなみに、シアロア史上一番好きな台詞が
そして 俺は今も 君が見落とした流星の一つだ
なんですけども、森澤さんは見落としたんじゃなくて、「気づかないふりしてた」んだなぁ。これもまた、残酷な優しさ。