英検準1級に初挑戦して合格した時の話
2023年度第3回の本試験で英検準1級を初めて受験しました。
英検は高校生の時に準2級まで取ったものの、2級まで取らなかったことが大人になってからもずっと心残りでした。
一人目を出産した後に挑戦してみようと思ったのですが、ちょうど新形式に変わってライティングも加わったことを知って「これは嫌だ」と思って断念しました。
この先、英検を受けることはないと思っていた矢先のこと。
夫が毎日英語の勉強をしている私に刺激を受けたようで、有効期限があるTOEICじゃなくて英検を受けると言うので一緒に本屋まで行って参考書を探しに行きました。
ふと売り場に貼ってあるポスターを見てみると、次の回を逃すと新形式になり要約問題も加わると書いてあるではないですか!!
今より難しくなるとなると、もう本当に英検を受けることはない!!
このチャンスを逃すとさらに後悔しそうと思って、勢いで受験することを決意しました。
2級の単語や問題は正直自分には簡単に思ってたので、この最後の旧形式での試験は思い切って準1級に挑戦することにしました。
ちょうど12月にTOEICの受験を控えていたし、私は2つのことを同時にできないタイプなので、本格的に勉強を始めたのはTOEICを受け終わって試験日まで残り約1ヶ月前でした。
以下は勉強方法です。
単語はEXとでた単を使いました。
最初パス単も買いましたが、大問1を見てみるとこれでは太刀打ちできないと早々に分かったのでEXにすぐに切り替えました。
私はアプリや電子書籍での勉強はどうも記憶に残らないので、アプリは隙間時間に自分がどれぐらい覚えているか確認用に使い、暗記自体は紙の本でやりました。
EXは前半に大問1対策用の難しい単語が並んでいて骨が折れますが、とりあえず「大問1で一回正解になった語」までは全部やりました。(左側の欄外に書いてあります)
同時に完全制覇の語彙問題集も並行してやって定着をはかりました。
この本はEXと同じ出版社から出ているの互換性が良くて必ず同時にやることをオススメします。
単語だけ見て覚えたつもりになっても、実際の文章で出てくると分からないことはよくあるので、実際の問題で練習することが大事だと思います。
私は語彙問題集を2周終わったことにはなんとなく全体的に記憶することができ、あとはひたすら不正解問題を正解するまで解き直しました。
他の分野の対策は過去問をひたすら利用しました。
私が買ったのは定番の旺文社のものではなく、赤本シリーズです。
なんと言っても9回分掲載されている上に、解説がかなり丁寧!
(1級も出してほしい)
完全制覇の各シリーズも買いましたが、過去問をやってると出題の仕方やクセの違いが気になるので過去問にチューニングを合わせるつもりで同じ問題でも何度も繰り返し解きました。4、5回解いたものもあります。
勉強期間はかなり短かったですが、無事に一次合格しました。
苦手なリスニングで結構落としてしまいましたが、リーディングでなんとかカバーできた感じです。
二次対策も対策本を買いましたが、練習問題が過去問と4コマの展開の仕方が違うとか、模範解答の答え方の違いが気になって、結局は全く使わずこちらも過去問を使ってひたすら練習しました。
実際の試験は試験官の方はおそらくどこかの大学教授っぽい日本人女性の方で、とにかく発音がものすごく美しくて聞き惚れるぐらい素敵でした。
試験はとにかく沈黙しないことと、たくさん喋ることを意識しました。
しかし質問にそれた解答をしてしまって終わったあとは撃沈状態で泣きましたが、無事に合格しました。
正直、自分にはせいぜい合格しても2級までだろうと思っていたので、まさかの準1級合格に夢のような気持ちになりました。
人生、何が起こるか分からないし、自分の行動次第でいくらでも変えられると思った瞬間でした。