「オーロラ、見るのが夢です。」と言われれば「さっさと行け」と言う。(そして岡本太郎)
正月早々隔離されていたのは、年末フィンランドにオーロラを見に行ってたからです。Facebookに「オーロラ見れた!」とUPすると、けっこうな数の友人から「いつか行ってみたいです」「見るのが私の夢です」といったコメントをもらいました。
が、
「見たいなら、若いうちにさっさと行け」です。
オーロラがきれいに見られるのは冬の北極圏で、今回の私の場合でいうとだいたいマイナス20度くらいの世界。そして、オーロラは来るか来ないかがはっきりしているものでなく「見られそうな場所」で待ったり、転々としたり、なんにせよ数時間にわたってそのマイナス20度くらいの世界に居続けることが見られるまでの基本動作になります。
そういった環境にゆっくりと体を慣らせることができるのならいいのでしょうが、旅行で行く限りは寒くて0度前後の日本の町から、マイナス10度前後のヘルシンキ、1日か2日の間にマイナス20度の極寒の町へ。ということになるのが旅の工程になってしまうかと思います。そんな急激で過酷な環境の変化の中でオーロラを見るのは、それなりの年齢になってしまうと難しいのでは。というのが私の今回の「オーロラ鑑賞」の感想です。なので、「見たいなら、若いうちにさっさと行け」と。
ホテル監禁があけて(監禁の話はこちら)、そして知らぬ間に松の内もあけて、しかしやる気は出ない中で昨年の年初よろしく岡本太郎さんの本を買ってみると、
〝いまはまだ〟とか、〝いずれまた〟というのが、つまらないゴマカシなんだよ。(岡本 太郎. 自分の運命に楯を突け )
と、ひらいて5ページくらいでまた刺激的な言葉がありました。
オーロラを見たい人のケツを叩く前に、自分のケツを叩かねば。
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しがない(ほぼ)無職の中年ですが、サポートしていただけたら喜びます。