西洋占星術って難しいの?
もし、人に聞かれたらわたしは何と答えるでしょう。
恐らく、知れば知るほど【難しい】と答えるかもしれません。
ですが、この宇宙の壮大さを知ってしまうと、そう簡単には諦められません。
そうです。勉強することを諦めたりするものかと思うのです。
西洋占星術は出生図 (ネータルチャート)、進行図 (1日1年法、ソーラーアーク法、1度1年法)、経過図 (トランジット)があります。
そして、星座、惑星(感受点)、アスペクト、ハウス(室、宮)を用いて読んでいきます。
構成としては、サイン、惑星(感受点)、アスペクトは宇宙であり、ハウス=地上を表しています。
わたし達、人間は地上で暮らしているので、宇宙に属するサイン、惑星、アスペクトを地上=ハウスに結び付けて考える必要があるのですね。
そして、組み合わせで象徴性、何があるのか?何が起こるのか?ということを推測していくわけです。
惑星(感受点)+惑星(感受点)、惑星(感受点)+ハウス、ハウス+ハウスで考えます。
他に惑星(感受点)+星座は一部で使うという形です。
と、なると、出生時間がわからないとただの【星座占い】になるわけで、西洋占星術では真っ先にすべきことは出生時間の修正なんですです。
レクティファイが全てのスタート地点となります。
そんなぁぁぁ。難しいではないですかぁぁぁ。と感じますよね。
それは、出生時間が不明な場合、いや、全ての出生時間が100%正しいという証拠がないのです。
そして、出生時間の割り出し、レクティファイは高度な技術が必要です。いや、正確に言うと高度と言うか、過去の検証を一つづつ確かめることが大変なのです。
絶対的な事柄を出生図と比較対象して割り出していくことが・・・大変なのですね。そういうことで、最初の内は、出生時間の不明な方の鑑定は避けるべきです。そうして積み上げた実績が自分の中のデーターとして存在してようやく腑に落ちる作業なのですね。
わたしが知っている西洋占星術師で、この技法を完璧にマスターしている方は数えるほどしかいません。
それほど避ける技法なんでしょうね。
でも、レクティファイをやらない(できない)占星術師はプロではありません。西洋占星術は、出生時間占いと言っても良いです。
全ては生まれた瞬間に決められるのです。
ですが、決められていても、生きるのは自分です。
運命は変えられる。努力次第でいくらでも。
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