【エッセイ】 映画主義宣言日と川上弘美『なんとなくの日々』『此処彼処(ここかしこ)』
(写真は下鴨神社「古本市」)
首都圏の生活を締めくくり京都に戻ってから何年経つのだろうか。
京都に戻り半年ほどで、荷物だけでなく気持ちの整理もつき、なんとなく日記をつけるようになった。
とりあえず京都日記と名づけた。
日記といっても、これまで気まぐれに生きてきたわたしにとり、日課と義務づけても続くはずない。そこで、思いついたら書く、というユルイ気持ちで始めた。
ところが、日課とまではいかなくても、思いもよらず真面目な日記になっていることに気づいた。しかもいつの間にかガチの