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父から預かった株式投資資金を減らしてしまった話〖投資の失敗から学んだこと〗

何の知識もない20代の小娘が、父の資産を200万円⇒50万までに減らしてしてしまい大失敗した話です。

きっかけ

私の父は、叔父にすすめられ、大手企業の株を100万円で買い、その株価は200万円になりました。
ところが、父は熱しやすく冷めやすい。その株はほったらかしたまま。

そこで叔父は父に言いました。

お金を寝かせておくなら娘にやらせてみたら?勉強になるから

そして父は
というわけで、やってみろ
と、私にその大金を ポンッ と渡しました。

私の叔父は思慮深い人。自身も株で資産を増やしたようです。おそらく私のためを思って言ってくれたのだと思います。

ですが、私は資産運用なんて全く知らない ”ド素人”

株式投資以外にも、投資信託、国債、外貨、金などあることを知りません。

しかし、怖いもの知らずのど素人は、私ならできる!と思ったのです。

まず、近所の書店で1冊の本を買いました。

その本には、

著者はディズニー映画を観て、大ヒットの予感

関連する会社の株を先に購入

予想が当たり大ヒット


関連会社が儲かる

株価が上がる

よく観察すると近くにそういうチャンスが転がっているよ!

といったお話。今考えると全く役に立ちません!
お宝株、そうそう転がっていません!

もっと重要なことが書いてあったかもしれませんが、私の眼は¥マーク。胸が躍りました。
 "これなら私にもできるかも" と…

これが悲劇の始まりでした。

言い訳になりますが何も知らない20代の小娘に

”とにかくやってみろ”

というのは、あまりにムチャな話ではないでしょうか?

ツッコミどころ満載だろー。

1 まず、小娘に独学で200万は無理でしょ。
上場企業は4000社近く。この中から選ぶなんて!

2 なぜ『おじさん』という先生を頼らなかったのか?

というか、おじさん!まず教えてくれ!


初めての投資!

おじさんが勧めてくればのは東証1部上場の20社でした。

多いって!

初めて買ったのは、銀行株。
適当に買ったため、何の銀行だったか覚えていません。

その後、株価は買った直後に上下。
気になって、仕事中もソワソワ

数日後、その株価がポーン、と値上がりしました!

損益額 +10,000円

もうアドレナリン、ドバドバ。


「株価が上がった理由は不明だけど、下がる前に株を売ろう!」と考え、利確。

※ちなみに…利益から20%を税金で取られます(NISA枠なら無課税)

でも、この取引はビギナーズラック。
たまたま上がっただけ。

実際、そうなりました。

二度目の取引。
私でも知っている会社の株を購入。
また上がるだろう!と思いきや、翌日にはマイナス。

「なんで??どうしよう!!」


何となく買ってしまい、下がった理由が分からず、冷静な判断が出来ませんでした。
この株は、塩漬けとなりました。

このころ、デイトレードで大儲けした人が話題になっていたこともあり、
短期トレード⇒デイトレード
へと変わっていきました。

デイトレードは当日中で売り買いを終わらせるのでチャートや板を見ていないといけません。
パソコンの前に座り株価をずっと見ていました。

気が付くと『デイトレ』というギャンブル依存症となっていました。


最後に…

ライブドアショックにハマってしまいました。

結構な株数を買っていました。

最終的には、上場廃止になったため、誰も買う人はいません。
株価は無価値になりました。

私の心はぽっきり折れ、その日以投資をやめました。

以上が、私がやらかした大失敗です。

本当に、父には申し訳ない事をしました…
父は何も言わず、保有していた会社の配当金や株主優待品を私にくれました。

この失敗から学んだこと

1、デイトレは決してやってはいけない!

2、株はしっかり調べてから買うべし!
 (四季報、増収、増益か?、PBR)

3、専門家が発信している情報を参考にすべし!掲示板を絶対見てはいけない!

4、下がってももっていられる株だけにする
もしくは、優待株だけ買う!

それから10数年…父の死後、私の元に再びあの証券口座が戻ってきました。

残高を見ると58万円。残りの株にはドコモがありました。
ちゃんとした銘柄も持っていたのか!と、変なところに驚きました。

そして、今。

今度は、「同じ轍は踏まない」ように、株主優待のある銘柄を中心に投資をしています!