「ゴールディーのお人形」を読んで自分だけのときめきを大切に。
今日はフラッと立ち寄った本屋さんでMBゴフスタインの「ゴールディーのお人形」という絵本を手に取りました。
有名な方なので名前だけ知っている程度でしたが。
読み終わる頃には、涙が目いっぱいに溜まってしまっていました。
最近の自分を振り返ると
課題に追われ、やるべきことに必死で
理性を働かせ、物事を推し進める。
とにかくやっつけでもタスクをこなすことを最優先事項とする毎日。
自分の心の声に耳を傾けると、悲鳴さえ上げられない。楽しいことはただ日々の食事。お腹が空くのを待つだけ。
現実はそんなものだろうか。
甘ったれている。限られた時間の中でどれだけ自分のしたいことを形にできるか。
客観的にとにかく分かりやすく、単純明快に。人ウケ。映え。
ゴフスタインの絵本はそんな硬直した頭をほぐしてくれました。
自分の利益や名声より、少しのときめきを大切に。
手のひらに収まる範囲のこの上ない幸せ。
誰になんと言われようと、自分だけが分かっている価値。
心の震え。ささやかなよろこび。
自分の気持ちに常に耳を傾けよう。なんて綺麗事口ではいくらでも言える。
現実は厳しい。
今日の洋服、インスタグラムで高価なプレゼント、財布バッグ。これを買って撮影すればいいねが集まる。
あなたは〜っぽいね
あなたらしく無い
もう疲れました。
自分をよく見せる方法を客観的に判断して売り出さないと買って貰えない。
自分の好きと世の中の好きの中間で生きる。
それがベストだけど、そんな上手い生き方できるといいな。
自分のときめきに従って生きてもいいですか。
ゴフスタインは自分の忘れかけていた人間の部分を引き出してくれる、とても素敵な小さな宝物のような本でした。