【愛知ハイキング】鳩吹山
本日は鳩吹山に登って参りました。
夏には青々と茂っているだろう森も、
冬なのでどこか寂しげな雰囲気を漂わせています。
枯葉となった草が地面でひしめき合っています。
9時ごろ山の麓に到着すると、駐車場はほぼ一杯でした。
驚きです。これが日常茶飯なのでしょうか?
鳩吹山は車でなら都心から比較的アクセスしやすく軽く登れる山とはきいていましたが、ここまでの人気とは。
先に進むと、小さな川と小さな橋。
手すりには雪。このミニマルな景色がたまらなく愛おしい。
入ってすぐのところに、カタクリの公園がありました。
冬なので落ち葉ばかりのだだっ広い公園に見えましたが、一面がカタクリの花で埋まるとあればさぞかし綺麗な景色だろうと想像し、
また春にやってこようと心に決めました。
3-4月ごろが見頃だそうで、楽しみ。
山に入ると、目の前に女性が一人下山してきたのが見えます。
彼女と目があったその瞬間、姿が見えなくなりました、一瞬で。笑
滑って転んでいらっしゃいました笑
なんだか一部始終を目撃してしまったのも少々恥ずかしく、目を逸らすべきか迷いましたが、ここはむしろ笑顔でいることが最善だろうと思い、挨拶をすると、彼女も少し照れながらニコニコしていました。
なんだか私と彼女の間でほっこりとした空気感が生まれ、心があたたる瞬間でした。笑
やっぱり山の良いところはこうした人と人の空気。
都会ではどこか皆余裕がなく、他人行儀。
誰かが不用意な動きをしたものなら全員で睨む。当人は睨んでいるつもりは無いでしょうが、真顔で見つめるだけで萎縮してしまいます。
そんなトゲのある空気感。
一転して、山で出会う人は顔が綻んでいる人、表情が生き生きとしている人、
皆どこか共通して、人に心を開いているように感じます。
自分もそう。
すれ違う人すれ違う人全員に笑顔で
「こんにちは」
と挨拶を交わし、
中にいるだけで普段とは別の人格になったように思います。
どこか数年前に訪れたオーストリアに似ています。
日常的に他人同士でも「ごめんなさい」と「ありがとう」を言い合い、
ぶつかった人や些細な関わりでも挨拶やアイコンタクトは欠かしません。
そんな風に、山に登るといつも出会う人同士が皆家族であるかのような感覚で
気遣いや挨拶の大切さを実感します。
日頃凍え切った心がとてもほっこりして真っ当な人間に戻ったような心地笑
これは自分が山についいってしまう理由です。
鳩吹山は優しいと聴いていましたが、案外急勾配で、岩山でした!
そこで出会ったおじいさんに、「チバニアン」だったり、「山の成り立ち、火山か隆起か」などいろいろとお話しを伺い、会話しながら楽しく登山。
途中可愛らしい草花をたくさん撮影!
ただその中でコケは息を潜めしぶとく生きていました。笑
中には乾燥して白くなっていたものも。
岩が青くなっていて綺麗!
山頂でちょうどお昼頃
10時ごろ登り始め一時間ほどで山頂に到着。
慣れている人は30分ほどで登れそうです。
山頂には多くの方がいらっしゃって、お昼をとって、のんびりと景色を満喫。
すれ違う方々、下山する人が登山する人に道を譲る、といった山のマナーがしっかりしていらっしゃる方ばかりで、人の優しさを感じるとても良いお山でした。
この山は私有地だそうで、登らせて頂くことに感謝しながら、満喫しました!
今回写真も含め、初のしっかりした山レポ投稿をしてみました。
初心者なので使い方がわからず、拙い点が多々ございますが、勉強しながら修正を重ねていきます。
今後は、見てくださる方がいましたら、屋久島についてのレポや、その他愛知の素敵な山々のレポを投稿しようかと考えております。
どうぞ宜しくお願いいたします。