4年間続けている、子どもが喜ぶテーブルマナー教育法
①席を立たせないために!「好きなキャラの声マネで会話し続ける」
我が家の場合、席を立つのは興味があちこちに向いてしまうから、座っているのがつまらないからである。
だから、座っていても楽しめればいい。子ども達が好きなアニメキャラクターを、変な声マネとかしながら「ご飯を食べチュー(ピカチュウ?)」といいながら口に運んでみている。
②肘をつけさせないために!「肘食い虫」
子ども達はついつい食卓に肘をガンとつけながらご飯を食べてしまう。こればかりは今でも気付かずにやってしまう。
そこで登場するのが「肘食い虫」だ。指をクモみたいに動かして肘めがけて
ガタガタガタガタと突進していく!「肘くい虫がきたぞー!」
と伝えながらテーブルに乗った肘に噛みついて(指で)注意してあげる。
③顔をお皿に向かわせないために!「ワンちゃん注意報発令」
前提として
犬食いが海外では逆に良いマナーである場合もある
咀嚼しやすく、飲み込みやすい姿勢である
ラーメンなど仕方なく犬食いする食事がある場合もある
大人でも子どもでも結構やりがちな「犬食い」。
本来食事とはお箸でつまんだ食べ物を口に運ぶのが正しい所作であるが、
前かがみの姿勢で顔をお皿に近づけて食べる「犬食い」はあまりよろしくない作法だ。
子どもが犬食い姿勢になっていたら
「ワンちゃんだ!ワンちゃんが現れたぞー!」といいながら優しく指でくいーっと首を上げてあげる。
「これで人の食べ方に戻ったわ!」と言葉で教えてあげるのもいいかも。
④食べてもらうために!「子どもレストランのフルコース」
我が子は出された料理が食べたくない物であると一切手を付けません。それがマナー違反ということ、作った人に失礼である事がまだわからないから仕方がない部分もある。
そこで友達から教えてもらったのが「コース形式」で食事を出す方法。
作った料理をバーっと全部食卓に広げるのではなく…
「まずは前菜になります。本日のアメニティ(フレンチでいう前菜)はドンキで買ったさつまいもです」
「次にスープです。お店で売っていたゆしどうふに青ネギを入れてそのまま温めた物です」
※ゆしどうふとは沖縄料理で豆腐のお吸い物
まるで一流レストランのスタッフのように、冗談交じりで一品ずつだしてあげよう。
メインディッシュとデザートはシェフの帽子をかぶって料理長直々という演出をすれば必ず喜びます。
料理長が直々に運んでくれるという意味は分からなくても喜ぶのでとりあえずやってみよう。
⑤たまには別の刺激も!「ちょっと落ち着いたトーンで怖い話しやYouTubeを見せる」
楽しいとは、笑うだけではない。
怖い物みたさは子どもの大好物。
たまには低~い声で、地域の怖い伝承を話してみるのはどうだろう。いつもと違った雰囲気に子どももじっと聞いてくれる(3歳か4歳くらいからだけど)
筆者はご飯を粗末にする子に「御嶽(うたき)に連れていく恐ろしのユタ」という創作話しを聞かせています。
筆者の創作ですが、御嶽は沖縄の聖地を意味しユタは琉球神道でいう霊媒師。
実際にある地域の伝承を交えながら面白おかしく教えています。