24/25 Chelsea FC 新加入選手紹介②Omari Kellyman
はじめに
EURO開幕からはや3週間。毎日寝不足のチェルシーサポーターの皆さま、いかがお過ごしでしょうか。
はじめましての方ははじめまして。そうじゃない方はこんにちはこんばんはおはようございます。ぽっせです。
前回のAdarabioyo編に引き続き、今回も新加入選手紹介の記事を書かせていただきます。前回の記事をまだご覧になっていない方は、ぜひそちらにも目を通して頂けると嬉しいです。
さて、今回の記事はマレスカチェルシー2人目の補強となる、オマリ・ケリーマン選手についてです。
あらかじめ言っておくと、筆者は別にヴィラユースを追っている訳でもなければ若手厨でもありません。なのでケリーマンについてもっと詳細な知識を持っている方は他にいらっしゃると思います。
ですが筆者が漁れる資料は全部漁り、ケリーマンのプレー、そのキーセンテンスを自分なりに解釈してきました。前回同様駄文ではありますが、ぜひ最後まで読んでくださると幸いです!
基本情報・経歴
ここの項目はサラッと。
ケリーマンはいわゆる05世代にあたる18歳。なんと言っても目を引くのがその体躯。痩せ身ではありますが、191cmというそのデカさはチェルシーフロント陣がいかにも好きそうなプロフィールです。
ざっくりとケリーマンのポジションについて説明すると、7の素振りもたまに見せれる8/10の選手、と言っておくのが最適解でしょうか。詳しいプレースタイルについては後のセクションで解説していきます。
そんなケリーマンはダービー・カウンティのアカデミー出身。メキメキと頭角を表し始めると2022年にヴィラのユースアカデミーに移籍。そこでもわずか18歳ながらU21のチームで10番を背負うなど素晴らしい活躍を披露しました。
昨シーズンにはECLでプロデビューを飾り、今シーズンはPLデビューも。ここまでトップチームでは6試合に出場しました。
また、イングランドの世代別代表でも才能を見せつけ中心選手としてプレー。この世代のイングランド人選手の中では、トップタレントと言えるでしょう。
とはいえやはりその移籍金には疑いの目が向けられるのは必至。PSR回避やチェルシーフリントの補強戦略などを酌量しても、£22.5mと言う移籍金は少々(かなり?)高額に思われても仕方ありません。
ですがパーマーのような前例もあるため、是非とも同じような背格好をしたパーマー先輩ルートを辿ってもらいたいですね。
プレースタイル
あらかじめお断りしておきますが、ケリーマンはトップチームでの出場が少ないので前回のようなデータでの分析ができません。
ある程度トップチームでの実績がある選手の際はしっかりやるのでご了承ください…
保持面
めちゃくちゃ抽象的にケリーマンの長所を一つ挙げるとしたら、それは所謂デカくて上手い選手のドリブルなのではないでしょうか。筆者はそう思っています。
まず彼のドリブルを特徴づけるのは、その長い脚を生かしたストライドの大きさ。あまりフェイントを多用するタイプではなく、スラローム型のドリブルを繰り出します。
「スラローム型のドリブルってなんぞや?」とピンとこない方は、ジャクソンのドリブルをイメージしてみてください。あんな感じです。
同じ長身レフティーのパーマーは正対とキックフェイントを組み合わせた感じのドリブルなので、また少し毛色が違います。
また、彼のドリブルの特徴の一つとして挙げられるのは、ボールの隠し方の上手さです。彼はなんと言ってもデカいので、一度体を入れてしまえばリーチがあるので簡単にボールを奪われません。
相手とボールの間に身体をスルッとねじ込み、ボールを隠して前進できること。このことも彼の「運ぶ/進む力」をより強力にしている要素なのではないでしょうか。
そんなケリーマンですが、リポジの回数はあまり多くない選手です。こまめに気の利いたポジショニングをすることは苦手な印象があります。
絶対受けなければいけない局面ではちゃんとボールを引き出せるので、最低限のことはできると思いますが、リンクマンとしての役割をいますぐ求めるのはあまりオススメしません。
とはいえまだ18歳の選手。これからどんな伸び方をするのかは未知数なので、シーズンが進むにつれてボールの引き出し方が上手くなってくれることを期待しておきましょう。
また、筆者としてはもう少し右足もスムーズに使ってくれるようになれば嬉しいです。レフティーらしいといえばそうですが、結構左足偏重なプレー選択をします。パスの出し方やボールの隠し方一つをとっても、どちらの足でプレーするかまでディテールが求められる段階になってきたので、この部分の成長にも期待しています。
非保持面
マレスカチェルシーがどのような非保持構造をとるのかは分かりませんが、頂点に置かれない限りはブロック守備構築に寄与できることが求められます。しっかり仕込んでくれればいい話ですが、前提条件としてケリーマンは守備意識の高いタイプに分類できないのが現状でしょう。
元々攻撃面を評価されてきた選手ですし、育成年代で守備をあまり仕込まれていないのかもしれません。ですがスライドの遅さや同サイド圧縮の緩さを見ると、この部分は大いに成長することが求められます。マレスカにいっぱい仕込まれてください。
とはいえ自分のところに来たらちゃんとやれる選手ですし、球際も逃げることなく闘えて、リーチを生かして引っ掛けることもそこそこある選手であることに異論はありません。いい子っぽい顔もしてますし、これからに期待しておきましょう。
総評
ここまで端折ってではありますが、ケリーマンってどんな選手なん?をテーマに筆を進めてきました。改めて彼のプレーの特徴をまとめてみると、
ストロング
推進力を持った大きいストライドのドリブル
長身を生かしたボールプロテクト(逆足の使い方は改善の余地あり)
ウィーク
リポジ
守備意識の消極性
といった感じでしょうか。まだまだ伸び代のある選手ですが、才能の大きさとフィジカルスペックは折り紙付きです。是非ともこの才能を本格化させたいものです。
以上、24/25チェルシー新加入選手紹介の第二弾でした。前回以上に稚拙で読みにくい文章でしたがご容赦ください…
次回こそは今回以上に良い文章を書けるようしっかりと準備していますので、ぜひ次回も読んでくださると幸いです。筆者もテスト前ですが頑張ります!
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