あたらしいせかい
ここ何ヶ月かのめまぐるしい情勢と、お店のパソコンの不具合の波に翻弄され飲み込まれ溺れかけているおじさんです。ライフセーバー募集します。
みなさんは変化に対応できますか?
今まで経験のないことや、慣れない環境の中で対処することって、かなりエネルギーいりますよね。新社会人の方や春から職場が変わった人などは、ただでさえ頭も心も削られるのに、加えてこの状況。相当しんどいと思います。よくやってると思いますよ。
脳は生存するために、守ることを選びます。これまで食べたことのないものや感じたことのない感覚を、危険や畏怖と捉えて拒絶しようとします。だから初めての職場や緊張を強いられる場面で、不安やストレスを感じるんです。そうして、そういうものから自分を遠ざけて、安全を確保しようとします。
しかし、そのような経験を何度か重ねると、もしくは重ねざるを得ない状況にあると、いつまでもそれにストレスを感じていてはその方が悪影響のため、慣れるように転換するんです。それも、生存のためです。
日常というのは、繰り返し続く時間。非日常とは反対に、限定された時間だとわたしは思います。つまり、はじめは非日常だったものが何度も何度も繰り返されることで日常に変わる。手を消毒したりマスクをすることも、もはやそっちが当たり前になりつつある。
ミズハコベという植物は、陸にあれば葉を短くし水中にあれば葉を長くして育ちます。クラゲは5億年も前から生きていて、これまで何度も生態を変化させてきました。人間は環境を変えようとします。ミズハコベやクラゲは自身を変えようとします。
わたしたちは生きなければなりません。なんでかはわかりません。ただ、生きなければならないのなら、波に飲まれてしまうより、うまく乗れたほうが肌に感じる風は心地いいんじゃないでしょうか。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?