group_inouのお出ましです
どうも、まーくんです。変な名前ですね。
2日連続でnote書いたら「継続お疲れ様です!」みたいなポップアップが出てきたため、ちょろい自分は今日も投稿を続けることを決めました。まったくいいカモです。
ちょっと聞いておくんなまし(LAMP)
人生はいつも突然なんですが、それはそうとgroup_inouっていう音楽グループを皆さん知ってます?知らない方もなんとなく一曲だけ知ってる方もいるかもしれません。有名なのが「THERAPY」という曲です。「イルカのイルカくんが出てくる曲」って言った方が伝わる方もいますかね。
自宅で簡単イルカセラピー。
inou曲の中では間違いなくダントツの知名度だと思います。主に映像の担当であるAC部のせいで(どちらも個人的には大好きです)。
AC部はボブネミミッミとかでその狂気をご存知の方も多いでしょうが、AC部本人たち以外でこの映像美に対抗できるヤベー曲を作れるグループはそうそういません。それこそgroup_inouくらいのもんです。
本題に入りましょう。group_inouの魅力をご紹介というより、だらだらと語っていきたいと思います。
誰かの付けてる日記のように(STORY)
group_inouのどこが好きかと聞かれたら、言葉選びのセンスと答えます。彼らが作る音楽の詩の部分には、何というか「噛みごたえ」があるんですよね。
分類するとしたらinouの音楽はラップでしょうか。音楽に詳しいわけじゃないのですが、リズムというか言葉の繋がりを大事にしているな~と感じる歌ばかりです。
"出てきた出てきた鳳来頭上 空中から颯爽マントを付け 曼荼羅 カント いつからだろうか この気持ち 昂りハント"
youtube.com/watch?v=eyYj36smUG0
上はMAYBEという曲の最初の歌詞の引用です。この歌詞全部を5秒で歌い切るアップテンポでハイテンションな開幕ですが、よく見てみるとちょっと普通のラップではないように感じます。
試しに湘南乃風の黄金魂という曲のラップパートを見てみましょう。湘南乃風はラップメインのグループではないのですが、比較しやすかったので持ってきました。怒らないでください。
"ちっぽけな悩みなんてのはあってないようなもんだぜ ホラやってナンボだろただ突っ立って待ってたって馬鹿を見るだけさ"
実際に聞けばさらに分かりやすいのですが、ゴリゴリに韻を踏んでいます。ちっぽ「け」、なん「て」、あっ「て」、もんだ「ぜ」でエの音をしっかり踏んだ上で「ただ突っ立って待ってたって」で「って」を軸とした言葉のマシンガンが乱射されるわけです。
それと比べてどうでしょうinouの方は。少なくとも自分が文字で見る分には、韻を踏んでる部分は「マント」「カント」「ハント」くらいです。そもそもこの歌詞の意味が分からん。鳳凰が空中から曼荼羅を背に颯爽と飛び立ってきたところにカントが出てきて興奮して狩猟を始める。AC部か?
自分が自分でなくなる感じ(COMING OUT)
しかしこれを実際に聴いている分には、まるで違和感がないんです。歌詞を聞き取って意味を理解しようとすると確かに難しくなりますが、ただ聴いているときの心地よさというか興奮度合いというのは湘南乃風に勝るとも劣りません。
ラップというジャンルを考えるとき我々が何となく思い浮かべるイメージとして、「チェケラッチョって合いの手入れながら韻をゴリゴリに踏んでるリリックを紡いで相手をディスってバトルだぜ」みたいなものがあると思います。ありますよね?あると言ってください。
inouはそんなテンプレート的なラップのスタイルを踏襲しません。世の中への不満が、自分が敵とみなした何かがあってそれを悪く言うために言葉を紡いでいるわけじゃないんです。ただそこには独自のみょうちきりんな世界観があって、「アイドント大丈夫」だったり、「屋根からなんか見え」たり、「私服警官が巡回中」だったりするだけなんです。
それでもなお紡がれる言葉には確かな噛みごたえがある。「よく分からないけど面白い」がこのグループを表す上で一番適切な表現な気がしています。
できない気がしていた できると思っていた(EYE)
歌詞が面白いという点ばかりピックアップしてきましたが、そもそもこの言葉たちを音楽として素晴らしいものに昇華しているのは間違いなく後ろで流れているimaiさんの音楽なわけです。あ、今更ですが曲の担当がimaiさん、歌詞と歌唱担当がcpさんです。よろしくお願いします。
「CATCH」みたいな爆発的にかっこいい曲もあれば、「BLUE」のような優しく透き通る曲もある。imaiさんの曲だけでも十分素晴らしいし滅茶苦茶楽しめるわけです。そこにあの歌が乗ったらどうなるか?最高ですね。
あと歌詞もインパクトのあるものばかり紹介してしまいましたが、ときどき思い出したかのようにこちらを刺してくる言葉も飛び出します。「いやいややっぱりこのままで一線超えないでいよう」とか「結果満足しちゃってやんの」とか「答えろ 試されてること分かるだろ?」とか。これはやっぱり文字に起こすのと歌の流れの中で実際に聴くのとではかなり印象が異なるので、やっぱり一度聴いてみてください。それしか言えません。
誰に対して向かっていたのか そこには誰もいなかった(9)
以上、半分独り言のコーナーでした。ちなみに見出しも全部歌詞の引用で、()内に曲の名前を示しました。group_inou、みんなも聴こうね。
それでは、前人未到の最果てへヨット帆を張りゴーズオンしてきます。
R.I.P. おやすみ
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