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海外と福岡の身近な物事「花田智浩写真展 Today is a better day」

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「アートとは当たり前で、そして生活の中にある1つの単純な喜びである」。これはフォトグラファー・花田智浩さんが海外滞在中に思ったこと。再び戻る日常は、ワクワクでスタートしていこう。

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福岡・大手門のLIBRIS KOBACOさんでは6月10日(水)から7月19日(日)まで、フォトグラファー・花田智浩さんの写真展「Today is a better day」が開催されている。

福岡・飯塚出身の花田智浩さんは、身近なモノやコトにフォーカスを当て、写真でしか表現できない所を撮り収めているフォトグラファー。ベルリンなど、世界各地で海外生活を10年送り、2019年から福岡を拠点として活動している方だ。

今回の写真展では、ドイツ留学中から今に至るまでの写真がずらりと並ぶ展示となっていて、ベルリンで路駐の車を撮影した「Car Reflection」、福岡で現在も進行中の建物と建物の隙間の風景を撮影した「間」、日常の中で色や形が混ざり合う瞬間を撮影した「Element of Architecture」など、存分に彼の世界観が楽しめるものとなっている。

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例えばこちらの中央の写真は、オレンジ色がトレードマークのガソリンスタンドを断片的に切り取った風景だという。身近な物事からアイデアを引き出されているだけあり、しばらく見とれる幻想的な美しさと、知った時の普段僕らも見ている風景の共通点が頭の中で互いにぶつかる瞬間は、面白い化学反応が起こると思う。

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空間内には写真作品の他、貨幣などの物も置いており、海外ならではの空気感を感じられる仕掛けも随所に。

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福岡の穏やかな街・大手門で繰り広げられる海外の記録と、今なお続く地元福岡の断片的な記録。彼の温かみのある世界観を見に来て見ては。

「花田智浩写真展 Today is a better day」
期間:2020年6月10日(水)~7月19日(日)
場所:LIBRIS KOBACO
(福岡市中央区大手門3-2-26 #401
時間:13:00 - 18:00