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#020[2023/6/20]アンサングヒーローがいるから成り立っている

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さて本日は「アンサングヒーローがいるから成り立っている」という話をしたいと思います。

これは近内悠太氏著「世界は贈与でできている」からの引用を含みます。

先日、「誤字脱字を修正できないなら廃刊にしてしまえ」という投稿を見ました。

その方の言い分は、無理をすれば理解できなくは無いのですが、あまりにのバックグラウンド(背景)を想像できていないんだろうなと思いました。

私自身も該当の雑誌と連絡を取る機会がありましたが、本当に大変そうでした。

企業ですから、見込みの売上に対してかけられるコストは決まってきます。
コストの削減の手段として人件費に手がかかっている状況であるという事は事実としてあると思います。

これは雑誌が売れない時代、かつ少子化の未来において「以前のように」がまかり通る世の中では無くなった証明でもあると思います。

特にローカル雑誌は今後売上が立たなければ存続することだって難しいのは目に見えています。

ただ、現状でかなり厳しい状況であるのですが、そこにはこの雑誌が創ってきた「歴史」や、「業界に貢献をしてきた過去」があるわけです。

「雑誌の表紙を飾る」

これも一つの夢の形だと思います。

結果欄に小さく名前が掲載されることだって、やりがいにもつながります。

出版不況の現代の世の中で雑誌の売り上げは年々減少する中、大切な意義があると信じて廃止にさせないようにと使命感を持ち、今日も仕事をされている方がいる。

そこは確実にアンサングヒーロー(歌われない英雄)が存在しています。

その功績が顕賞されない影の功労者。歌われざる英雄(unsung hero)。
アンサング・ヒーロー。それはつまり、評価されることも褒められることもなく、人知れず社会の災厄を取り除く人ということです。

近内悠太著 「世界は贈与でできている」より

ここでいうと、「夢を与える仕事をしている雑誌とその雑誌に関わる人たち」
とも取れると思います。

私たちはこういった人たちが色んな所に無数にいるからこの社会が成り立っているということを想像するべきでもあります。

経済合理性だけで進むと隙間がたくさん生まれます。その隙間を埋めて社会を成り立たせているアンサングヒーローがいること。

そう言った人の想像が出来ていれば選ぶ言葉も変わってくるはずです。

ここは、言葉選びのセンスが悪いですねと片付けて、ある意味問題点が出ている所に存在する隙間をどう埋めていけるかを考えていくことも大切かも知れません。

「発する言葉を大切にする」言葉は相手への贈り物の一つでもあります。

「世界は贈与でできている」という本を引き合いに出させていただきましたが、狭い業界、狭い世界です。

想像するべきことと、大切にするべき考えがそこにはあると思います。

公式LINEアカウントを作成して、そこからソフトテニス界に居心地の良いコミュニティを創っていこうと考えています。

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