DELL XPS 13 PLUSレビュー |モダンなルックスのハイエンドノートPC
はじめに
はじめまして、まっちと申します。2023年12月5日に追加当選という形でデルアンバサダーのモニターに当選致しましたので、初めてのレビューで長文駄文になりますが精一杯DELL XPS 13PLUSの使用レポートをお届けします。
※本記事はデルアンバサダーのモニターに参加し貸与して頂き執筆しています。
DELL XPS 13 PLUSの仕様
今回貸与していただいたレビュー機の仕様は以下のとおりとなります。
プロセッサ
Core i7-1360P
メモリ
16GB/LPDDR5(5,200HMz)
ストレージ
SSD 512GB(M.2 PCIe NVMe SSD)
OS
Windows 11 Home
ディスプレイ
13.4型1,920×1,200ドット(16:10) FHD+(WUXGA)、非光沢
フレームレス 非タッチ 500-Nit ディスプレイ
グラフィックス
Intel Iris Xe Graphics/Type-C
ネットワーク
Wi-Fi 6対応、Bluetooth 5.2
インターフェイス
Thunderbolt 4×2、720p Webカメラ、指紋センサー、4スピーカー、USB-C/USB-A 3.0アダプタ、USB-C/3.5mmヘッドセットアダプタ
バッテリ
3セル(55WHr)
カラー
プラチナシルバー
サイズ/重量
295.30×199.04×15.28mm(幅×奥行き×高さ)、重量約1.23kg
DELL XPS 13 PLUSの外観・デザイン
XPS 13 PLUSはアルミ削り出しとガラス板を使用して製造され、シンプルでありながらチープな感じは全く無く、不要な要素をできる限り削ぎ落としたデザインのため高級感があります。
DELL XPS 13 PLUSの付属品
USB-C to オーディオジャック
USB-C to USB-A 3.0アダプタ
電源ケーブル(USB-C to USB-C)
ACアダプタ(60W)
の4点になっている。
DELL XPS 13 PLUSの特徴
シームレスなガラス製タッチパッド
XPS 13 Plus の外観を見てまず驚くのがタッチパッドが見当たらない点である。シンプルでモダンなデザインであるが故に「タッチパッドはどこ?」と感じてしまうであろう。
タッチパッドが無いわけではなく、パームレストとの継ぎ目が無く繋がっており、実際には下画像の赤色の枠線の部分がタッチパッドになっている。
クリックに関しては、触覚フィードバックが付いており、タッチパッド部分を押すと、指先にクリックしたかのような振動が伝わってくるようになっている。
静電容量式のタッチファンクションメディアキー
XPS 13 Plus はファンクションキーがバックライト付きのタッチ式になっている。
デフォルトではメディアキーになっているが、Fn+escキーを押すか、またはFnキーを押し続けることで、ファンクションキーに切り替えが可能になる。
また、「delete」キーがキーボードではなく、メディアキー側に配列されている。筆者はdeleteキーを使うことがあるので使いにくいと考えられるため、deleteキーをよく使う方は、非常に使いにくいと推察する。
ゼロラティス キーボード
XPS 13 PLUSのキーボードは縁のないゼロラティス キーボードを採用。一見キーとキーの隙間が狭いため打ちにくい印象を覚えたが、打鍵感が良く入力しやすいと思われる。
ただ注意する点が2点ある。1点目は一部右上の[¥]と[^]の2つが若干狭いことである。
2点目は[backspace]の横が電源ボタン兼指紋センサーである。
筆者は普段電源ボタンの位置にdeleteキーが配列されているキーボードを使用しているため、打ち間違えをしてしまうことがあった。恐らく大半の方は一度は打ち間違える可能性があると考えられる。
しかしながら悪いことばかりではない。Express Sign-inとWindows Helloを組み合わせることでログインが効率化され、安全にサインインすることが可能になる。
インターフェースはThunderbolt4のみ
XPS 13 Plusのインターフェースは、Thunderbolt4のポートが2つしかなく割り切った仕様になっている。USBメモリなど従来のUSB Type-Aの周辺機器を引き続き使うためにはUSBハブが必要になる。
また、金銭的に余裕がある場合ドッキングステーションを購入し使うことでケーブル1本で複数の周辺機器と接続でき、大幅に作業効率を改善することが可能になると推察する。
充電に関しては電源ケーブルはコンパクトではあるが、ACアダプタはケーブル部分が従来通り太く外出時に持ち運ぶには向いているとは言えないため、Anker、UGREEN、CIOといったメーカーの60W以上出力PD対応の急速充電器を用意すれば非常に持ち運びが楽になると考えられる。理由としてはインターフェースがThunderbolt4ポートの仕様で電源ケーブルがUSB-C to USB-Cであるため、その恩恵を受けることが出来るからだ。
色域が広めでディスプレイが見やすい
XPS 13 Plus のディスプレイは視野角が広い非光沢液晶で、16:10の画面比を採用し、縦の比率が高く、縦にスクロールして見るコンテンツが見やすい仕様になっている。
また、色域が広めでHDRでビビットにはならず、バランスの良い発色に仕上げている。色域の広さと視野角が広い非光沢液晶が画面への映り込みを抑えられギラつきを感じないことが見やすい一因になっていると思われる。
ラインナップはFHD+、3.5K OLED、UHD+の3つがラインナップされており、FHD+はタッチ操作非対応、3.5K OLEDとUHD+はタッチ操作対応となる。
スピーカー性能が高い
DELL XPS 13 Plusは左右に2W×2合計8Wのクワッドスピーカーを搭載。低音域がブーストされている印象を受けるため、音楽ならロックやEDM、映画ならアクション映画と相性が良いと推察する。(あくまで主観なのでご了承下さい)
持続可能なパッケージ
XPS 13 Plusは、低炭素アルミニウムを使用し、二酸化炭素排出量の削減に貢献。また、梱包材も100%再生材料または再生可能な材料で作られたパッケージを採用し、持続可能なパッケージを実現している。
DELL XPS 13 PLUSのメリット・デメリット
DELL XPS 13 Plusのメリット・デメリットは以下になります。
メリット
本体が薄くてコンパクト
タッチ式のファンクションキーがライティング好きの心を揺さぶる
キーボードの質感は高め
美しいディスプレイにベゼルレスデザインで画面が大きく感じる
スピーカーの音質が良い
メモリとストレージの性能が高い
デメリット
初心者に優しくないキーボード操作
インターフェースが少ないのでハブやドッキングステーションが必要
後部下に細長い排気口があるが軽い作業でも発熱する
マルチタスクになるとファンが爆音で回る
2023年12月時点で最安構成で22万円、最大構成で36万円
まとめ
以上が、私のXPS 13 Plusのレビューとなります。ブログでレビューを書くのは初めてなので許容して頂きたい。
まとめると非常に攻めたデザインのハイエンドノートPCということに他ならない。
シームレスなタッチパッド、ゼロラティスキーボード、4辺狭額縁のベゼル、CNC削り出しアルミとガラス板を使用したボディは高級感を感じデザインを重視したい方にオススメで、特に外出先に持ち出して性能を求める方にとっては有力な候補の1台となりえるではないだろうか。
また、DDR5メモリにM.2 PCIe NVMe SSDとスペックが高く、13.4型の小型ボディながらダブル冷却ファンを搭載しており、モバイルノートにしては冷却性も高めである。ただし、ダブル冷却ファンで冷却するという事は発熱しやすくファンが爆音で回るということになる。
FHD+、3.5K OLED、UHD+の3つがラインナップがある美しいディスプレイと左右に2W×2合計8Wのクワッドスピーカーを搭載し、室内でエンタメを楽しむ要素を備えており、ドッキングステーションと接続し外部モニターで使用すれば自宅用パソコンにすることも良いであろう。また、タッチファンクションキーとゼロラティスキーボードのバックライトはライティング好きのロマン心をぐっと掴む部分がある。
シンプルでモダンな攻めたデザインであるが故に使いづらさを感じることが一部キーとキーが狭い点、感圧式のタッチパッドである点、ファンクションキー&メディアキーがタッチ式で一番右にdeleteキーがある点、電源の位置がenterの真上にある点など多々あるが、ただ個人的に暫く使用していると、普通のノートパソコンに近い感覚で操作することが可能であった。
機会があれば、是非一度実機を触ってチェックしてみることをオススメ致します。
最後までご愛読いただき誠にありがとうございました。
DELL XPS 13 PLUS
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