僕が経験したガチで怖い話①
こんばんは、まるです。
もう、このnoteは僕が書きたいことを、僕が書きたいように書き連ねる、ただの自由帳のようにして使おうと思います。
今日は、僕が実際に経験した、僕的にガチで怖い話を話していこうと思います。
初めにお断りを入れますが、やはり人間の記憶でしかないので、ところどころ破綻していたり、記憶が完全に抜け落ちている部分もありますので、結果的に矛盾点や不可解な点が生まれてしまうと思います。
しかし、これは制作でなく、「僕が実際に経験したこと」であることなので、
そこだけご理解いただけますと幸いです。
今日お話しする内容は
「突然◯◯した同級生」です。
僕は生まれも育ちも埼玉県で、今現在も埼玉県に住んでいます。
それ故、通っていた小学校や中学校、高校まで、埼玉県にあるものでした。
ちなみに大学は都内の大学に自宅から通っていました。
僕が通っていた小学校は、特に何の変哲もない、平和な小学校でした。
流石に小学校1、2年生の頃のことはほとんど覚えていませんが、3年生ごろからの記憶は微かに残っております。
例えば3年の担任の先生(名前も覚えてます)が、「サンサン」という学級日誌を児童中心に作らせており、ある児童がそこに描いた4コマ漫画が面白く、彼が結果的にイラストレーターになったエピソードや、
クラスで飼っていたザリガニが、ある日1匹いなくなっていることに誰かが気付き、逃げたのだと必死の捜索をしましたが、結果共食いだったエピソードなど、
小学校らしいエピソードがたくさん思い返されます。
さて、そんな3年生の時、初めて同じクラスになった女の子がいました。
名前は確か「シ」から始まる女の子で、かなり小柄でした。
特別仲良くなったわけではなかったですが、1学期のある日、
「まる、これ知ってる?」
と話しかけてきてくれました。
「これ?って?」
「いくよ」
どうやら、モノや人の話ではなく、これから「これ」を披露してくれるようです。
「まほうの指が1本あります。 2本3本4本あります。」
と、曲のリズムに合わせながら、手を開いて1本ずつ僕に指を見せていきます。
僕はその時点で、その遊びを知らなかったのでジッと指を見つめます。
「5本6本7本あります。」
ここまできて「なんなんだ?」と思っていると、
「9本10本11本。」
といい、曲のリズムもそこで終わりました。
「ん…あれ?」
「どう?不思議でしょ!」
「なんで!?11本?!」
「ふふふ〜」
文字で書いてしまえばなんのこっちゃなのですが、
本来8本目である指を指し示すときに、「9本」と言うことで必然的に数が1つ増え、最終的に11本になるのですが、
指の出し方や歌い方が上手いと、つい釣られてしまうわけなのです。
僕はそのカラクリが分からず何度もやってみてもらいましたが、種明かししてもらうまで分かりませんでした。
そして、そこまで分からないヤツが珍しかったのか、その子はとても楽しそうに笑っていました。
その日から、毎日話したり遊んだりするわけではないですが、たまに仲良くおしゃべりする、くらいの関係性になりました。
月日は経ち、2学期になりました。
僕はその時、他にも友達がたくさんいたので学校が楽しく、久しぶりの登校にウキウキしていました。
もちろん、この女の子と会うことも楽しみでした。
しかし、その女の子はいませんでした。
夏休み中に引っ越してしまったのだとしたら、担任の先生の話に出てくるものだと思っていましたが、その子に関する話は一切出てきませんでした。
他の友達に聞いても、
「あ〜確かに」くらいの返事しか返ってこず、不安になった僕は先生に聞いてみました。
「シ◯◯さんって学校に来ないんですか?」
その質問をしたときの、先生の反応は、いまだに脳裏から離れません。
何も言わず、口に手を当てて、指を立てて、
「シーっ」
としてきたのです。
今でも思い返すと、怖いというより謎が多すぎて困惑します。
転校であれば「送る会」みたいなイベントを行なっていましたし、仮に夏休み中に転校が決まったのなら、夏休み明けに発表があるでしょう。
ましてや、質問した児童に対しこの反応…。
結局、その「シ◯◯」さんは帰ってこず、どこに行ったのかも分かりませんし、
今、当時の同級生に聞いたとて、誰一人として覚えていないでしょう。
僕は、実はそんな子は存在していなかったのではないか、と思ったこともありました。
そう考えないと落ち着かなかったのです。
でも。
「まほうの指」が楽しくて、何度もやって見せてもらった時の光景は、鮮明に覚えています。
名前も忘れてしまったあの子は、本当に存在していたのでしょうか。
「まほう」のように、どこか消えてしまったのでしょうか。
今も真実は闇の中です。
お読みいただき、ありがとうございました。
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