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このまま君と音にノリ溺れていたい

2025/1/20、私の推しであるINIの西洸人くんが自身作詞作曲の10曲をYouTubeにアップした。
同日の昼頃予告だけ出ていてラポスタのソロコンに向けていろんなメンバーがコンテンツを更新していたので1曲自作曲出してくれるのかな!と安直な気持ちで楽しみにしていた。
(ソロコンはもちろん当たっておらず、配信も今春というざっくりさと生配信ではないという発表に悲しきモンスター化してしまったのはまた別の話)
そうしたらなんとまさかの10曲アップ。
1曲聴いていくうちにどんどんINIのチャンネルに曲が追加されていく時の動揺といったら。
そして気づいた時には"KiDS"という名のリストが出来ていた時の胸の高鳴りといったら。
もはやアルバムレベル(by MINIの友達)と言われたこの大事な10曲たちを自分なりに解釈したい、と思い
公開直後に一言ずつXに載せたんだけど
公開から3日経った今、最初よりもしっかり聴き込んだからこそいろんな気持ちが溢れてきたのでnoteに書き連ねます。
すべてあくまでも個人の主観に基づく感想なので何回もKiDSを聴いている方も、これから初めて聴く方も
みなさんなりに西洸人くんの想いが詰まったKiDSを楽しんでほしいです。


RESTART
1曲目から彼の覚悟と決意のリリックにぶん殴られたような思い。
今までの思いや葛藤が率直に綴られていて選んだ今この場所で這い上がるぞという彼の根っこにあるであろう熱く熱く燃えるハングリー精神を感じる。
"俺は過去をキル"というフレーズに並々ならぬここに懸ける思いが詰まっているのが感じられるし
彼のこれからの生き様を、生きる道を、人生を私たちにも見せてくれるんだな、と胸が熱くなる。


LOVE4LOVE
彼の受けてきた"愛"と彼が返そうとしている"愛"が詰まってる。
仲間愛、家族愛、地元愛、いろんな愛を受けてきて今の自分がいることをわかっていて、
彼なりに彼らしいスタイルでこれから愛を届けて返していくんだなあって。
願わくばその愛の恩返しをする彼を応援し続けたい。
"適当こいてやってないこの生業"の一言が痺れた。


PARK
SURVIVEに似てる、とどこかのオタクさんが言っていてちょっとわかる気がする。
SURVIVEの力強いリリックに辿り着く前日譚のような、焦燥感と孤独が冬の寒さを感じさせるメロディと一緒に後ろから襲ってくるような感覚。
ずっとずっと洸人さんはデビューした直後から焦っているような気がして、生き急いでいる気がして。(形容としてあまりふさわしくないかもしれないけど)
そんなに焦らなくていいんだよ、ってずっと思ってたし今も思ってる。
でもこの焦りも彼の一部として制作において、人生において大事なものなのかもしれないと思わせてくれた1曲。
暗闇しか見えない時にも何も言わずに私に寄り添ってくれる曲になると思う。


KATAKI
彼らの掲げる"仇"は世間とか大人たちとかSNSの声とかいろんなしがらみとかなのかな。
真っ向からマイクを持ってその仇たちと戦おうとしているドス鯉。
アップテンポなビートと軽妙な洸人さんのフックからりーの"どっこいしょ"で始まるバースにテンションが最高潮に。
日プ2のNobody elseでの"like a 炭治郎"を踏襲した"帰って来い like 炭治郎"からたじにバースを引き継ぐなんて国プの人格蘇ってきて叫びそう。というか叫んだ。
刀を鞘から抜く音が入っていたり遊び心も満載。
公開日にたじとりーからプラメが来たのもアツい。内容もアツかった。最高。ドス鯉Forever。


OVERRATE
英語で買いかぶる、過大評価するという意味のタイトル。
推しがラブソングを作ったら私はどうなるんだろうと震えていたけどまさかこんなに早くその機会が来るとは思わなかった。
胸が潰れそうなくらい切ないリリックとメロディ。
"愛している"なんてわかりやすい言葉は使ってないけどコントロールできないくらいの想いを胸に「君」のために理想の自分を演じ続ける愛の重さ、そしてそんな自分に嫌気がさす1人の夜。
これを西洸人が書いているという現実。刺さりすぎる。
理想を演じているというところでラブソングというだけでなく"アイドルとしての自分"と"現実の自分"への葛藤も含まれてるのでは?というオタクさんの考察になるほどその考えもあるか、と目から鱗でした。
中盤にこの曲を持ってくるところもとても策士だと思う。


FLOW
My Best of KiDS。
人魚姫の王子様ってこんな気持ちだったのかなって。(あくまでも個人の考えです)
軽やかで浮遊感があるビートと耳心地のいいリリック。
ここまでの5曲と全く違う系統の曲で推し、多才すぎる。
"目を閉じたらRendezvous" から始まる2バース目がまるっと全部好きで
ピアノのメロディがとても軽快で爽やかで聴きながらスキップしたくなる。
"このまま君と音にノリ溺れていたい"と言っておりますが私たちがあなたに溺れています。
BPMが変わるところとアウトロも大好き。
好きすぎてなんていえばいいかわからない。


OMG
2024/6/15、INIの公式インスタのストーリーに突如上がったこのOMGのフック。

当時のスクショ

いつか全部聴かせてほしい、と私たちオタクがずっと待ち望んでいた1曲。
今のリアルな洸人さんの思いがリリックから伝わってくる。
歌詞を描き続けて、歌い続けて、現状に満足しないで歩みを止めずに進み続けていく。
この人はどこまで歩き続けていくのだろうか。
なるべく長く、遠くまで、ずっとあなたを追いかけていきたい。
"死ぬまで生涯先輩親父"のリリックに涙目。


VAJRA
VAJRA(婆娑羅)とはダイヤモンドとかこの世で一番強いものを指すとのこと。(私調べ)
私たちにとってあなたが一番強くて美しい存在。
イケてる俺らを描いたLEGITみを感じる自信たっぷりなリリックの中で
洸人さんが大好きなスターウォーズのキャラ、R2D2が登場するかわいらしさがあったり
"来るもの拒まずやるおもてなし"がLAPOSTA2024の"去る者おわずなのが俺のバイブル"にかかっている気がして震える。
私たち洸人さんに狙われた獲物だったんだ、、と自覚した1曲。
いやほんとライブで肉食動物みたいな目で狙い定められてる時あるから、その感覚はなまじ間違いではなかった。


YOUTH
過去を懐かしむのと同時に寂しく感じたり、後悔まではいかないけどあの時こうしてたらどうなっていたのかなってきっと誰もが感じたことがあると思うんだけどその感情がふわーっと蘇ってきた。
アウトロでスクラッチが多用されてるの、あの時に戻りたくて戻れなくてもどかしい気持ちが表されているのかな、とエモーショナルな気持ちでいっぱいになる。
彼の作るリリックの中には度々地名が入っているのだけど(今回は外苑前や井の頭)洸人さんの描く曲の世界観の解像度が上がる気がしてとても好き。


FOREVER KIDS
今回のソロコン"KiDS"の開催発表で出された

俺ってガキだなーってつくづく思います。
この日はみんな子どもになった気分で1つになりましょう。

LAPOSTA2025 SHOW PRODUCED by MEMBERより

というコメントのすべてが全部詰まった1曲。
KiDSのシグネチャーソング的な立ち位置なのかしら。
大人に対する"子どもっぽい"って言葉自体は時に揶揄として使われることもあるけど決して悪いことではなくて、好きなことに取り組めるあの時の気持ちを持ったまま大人になれるって純粋だしとても憧れる。
好きなことを突き詰めてそのままでいてほしい。
来世もあなたでいて、そして私たちにもその物語の続きをみせてほしい。


この10曲の何に感動してるって
10曲全てのクオリティはもちろん
順番も緻密に計算されているであろうところ。
今回リストの順番通りに語りましたが
逆から聞いてみたら全く違う印象になると思う。
RESTARTが頭に来るかトリに来るかなんて全然曲に対するイメージ変わる。
どちらにでも転べるように作られている多才さにも脱帽。
私の応援する人はどこまですごいんだろうか。
想像もつかないことをたくさんやってのけてくれるの、本当に自慢の推しすぎるなあ。

これがソロコンでパフォーマンスされるということはめちゃくちゃ羨ましい。
落選が分かった時、盛らずに号泣した。30手前のいい大人だけど。
地団駄踏みそうなくらい行ける人が羨ましい。
けど先に解禁してくれたことで落選組や事情があって応募できなかった人たちの心の支えになってます。
たくさんたくさん頑張って曲を作ってくれて、準備してくれてありがとう。

一発勝負のソロコン、西MINIたちに囲まれて大成功しますように。
心から願っています!!


ちゃんちゃん。