シンガポール旅行にまつわるエトセトラ
今回のシンガポール旅行でふと感じたこと、考えたこと、発見したこと。
感じる都度メモに残していたので、つらつらと書き記してみたいと思います。
もっと早く書こうと思っていたのですが、お正月を挟むといけませんね…。
明日は早起きしてタイに旅立つので、その前にこれだけは投稿しておこう、と思ったら、長くなってしまって空港までの電車で書いてます…。
特にまとまった文章を書こうというわけではなくいつもとはちょっと違うテイストですが、「へぇ~」と思いながら読んでいただければ幸いです。
驚いたこと
おせっかいなGoogleカレンダー
初日の旅ログにも書きましたが、現地に到着すると、Googleカレンダーは自動的にカレンダーを現地時間に合わせてくれます。
単に「今」の時間を合わせてくれるだけでなく、日本で入力したものが、すべてその国の時差に合わせて前後します。
シンガポールは日本より1時間遅いので、例えば日本で「マリーナ・ベイ・サンズ展望台」を18:00に事前予約したうえでGoogleカレンダーにも18:00で入れておくと、現地に着いた時に一時間早まって17:00になります。
空港でカレンダーを見て、「なんでこんなに時間ないんだっけ?」と、焦りました💦
知ってしまえばなんてことはないですが、それでも日本にいるときにGoogleカレンダーに海外旅行時の予定を入れるのはちょっと慎重になりますね…。
長い飛行機での移動の暇な時間に、調整するのがよいかな?
一方で気の利かないWindows11
その一方で、Windows11は現地で起動しても時間は日本時間のまま。
なので、初日にnoteに投稿しようと思ってカタカタと書いていてふと時計を見ると、もう1:00に!
え?明日も早いのに夜更かししちゃった!と思ったら、現地ではまだ日が変わったところ。
Windowsでは時差の修正は手動なのでしょうか?
旅行の間だけだし、1時間ずれてると思いながら使えばいいやと、そのまま使っていたので、修正の方法は知らないまま。
noteの投稿時間も日本時間でしたが、これはPCの投稿時間が送信、反映されているのか、noteのあるサーバーが日本にあるから、投稿されたときのサーバーの時間なのか?
どちらなんでしょうね。
失礼な直訳をするGoogle翻訳
旅先でものすごく助かったアプリである一方で、やはり機械的な翻訳がとても多く、再度脳内翻訳をすることがよくありました。
その中でも典型的な直訳で笑ってしまったのがこちら。
急に失礼な奴になってしまいました。
Google翻訳あるあるですね。
シンガポールはトイレに紙を流してもよい
アジアでは水圧が弱いためにトイレに髪を流してはダメ、横にあるゴミ箱に捨てて、という国はよくあります。
よくあると、聞いてはいたものの、今まで体験したことはなかった。
現地に着くまではウォッシュレットがないことは覚悟していたものの、紙をどこに捨てるかは気にしていなかった。
ホテルについて、便座に座ってから気付いてググりました。
シンガポールは紙を流してもよい!
ほっとしましたね。
ただ、今日から行くタイは、また事情が異なるようです。
これはまた書きますね。
何あのちっさいトイレットペーパー
ウォッシュレットはない、紙は流してよい。
ホッとしながらトイレットペーパーを引っ張ると…。
鼻をかむ用?と勘違いしてしまいそうなサイズのティッシュが…。
日本のようにロールではなく、ポケットティッシュよりもう少し小ぶりなティッシュが出てきます。
控えめな、最後まで慣れないサイズでした。
雨季と言っても日本の梅雨より降らない
日本にいるときから天気予報をチェックしていましたが、ほぼ雨マーク。
ほぼ外を歩く予定だったし、遮るものの少ない動物園にも一日半いる予定だったので、連日の雨マークに少し気持ちは萎えてしまっていました。
しかも、着陸時にちょうど雨が降っていたので、「こりゃ予定の大幅変更も考えないといけないかな?」なんて思っていました。
ただ、空港からMRTに乗り換え、MRTが地上に出ると、もう止んでいました。
その日はもう降ることもなく。
翌日以降も、だいたい曇ってはいるものの、それほど降ることはなく。
一度強く降られたのは運悪くシンガポール動物園にいるときでしたが、それでも15分ほどで弱まり、30分後には完全に止んで、涼しげな天気に。
日本ではゲリラ豪雨なんて言いながら30分以上滝のような雨が降りますし、ゲリラ豪雨じゃないの?というくらい強い雨が半日降り続けるなんてこともあります。
最近では線状降水帯なんて言葉も定着してしまい、毎年どこかの地域が雨でがけ崩れを起こしてますよね…。
日本でもそんななので、雨季のスコールなんて…と思っていたら、とても気持ちの良い雨でした。
長いときは30分~1時間ほど降ることもあるそうですが、だらだらずっと降り続けるのではなく、止んだら快晴、湿度も下がって涼し気な気温になるのだそうです。
実際、雨の後はしばらく、とても快適でした。
面白かったこと
タナ・メラ駅は要注意
タナ・メラ駅とは、チャンギ国際空港から町中に出るために乗り換えをしなければならない駅です。
シンガポールに到着して最初に驚いたのがここでした。
駅に到着し、左右両方のドアが開きます。
何の気なしに降りて、向かいのホームの行き先を見ると、「あれ?逆?」
エスカレーターであがって、反対側に移動する必要があるのかな?などとしばらく考え込んでいると、そばにいた観光客であろう欧米人も似たような反応をしています。
乗ってきた電車を見ると、降りたドアの向こう、開いた反対側のドアの向こうに電車が!
なるほど、シンガポールでは進行方向に応じて右の扉から出る、左の扉から出る、というのを使い分けるのだなと理解しました。
面白い!
ただ、その後わかったのは、タナ・メラ駅のみの仕様だということ…。
空港から出て必ず使う駅がこの仕様、わかりにくくないですか?
ダンジョンのようなシンガポール動物園
シンガポール動物園だけでなく、マンダイの四つの動物園、ナイト・サファリ、リバー・ワンダー、バード・パラダイス、すべてに共通するのですが、広いがゆえに、複雑です。
動物園はどこも、まっすぐ進めばすべてを見られる構造にはなっていないものです。
それが、ここマンダイの動物園はどれもとても広いので、より複雑に入り組んだ道になっています。
同じところを二度見るか、来た道を引き返すか、いくつかの動物は見ずに済ますか、結構うろうろさせられます。
まだほかの3つはそこまででもなかったのですが、シンガポール動物園では3回くらい同じ道を通りました…。
しかも、「仕方ない、行くか」ではなく、気付いたら「あれ?ここ、さっき通ったな…」という…。
ネクロゴンドか?それとも抜ければロンダルキアですか?というくらい迷いました…。
しかも、やっとたどり着いたのにナマケモノは木陰に隠れていたのか見付けられず…。
楽しかったですが、消耗は激しかったのがシンガポール動物園でした。
今日はこの子とこの子!と、目的を定めていくのがよさそう。
すべて見尽くすなんて、一日では体力的にも無理ですし、結構隠れていることもあるので期待してはいけない。
日の入りが遅いので仕事後も楽しそう
赤道直下だから?なのか、日没は一年を通して19時前後。
日没は19時ですが、そこから20分ほどはまだまだ明るいので、日本の真夏よりも暗くなるのは遅いです。
それでも仕事は8時17時や9時18時が多いでしょうから、仕事が終わってからもまだまだ暗くなるまで時間があります。
人によっては、17時定時ダッシュで18時に帰って、平日でも子供と公園で暗くなるまでキャッチボール、なんてこともできそう。
あちらではどんなスポーツが人気かは知りませんが。
飲みに行くにしても、ちょっとひっかけるだけなら、暗くなる前に帰れそう。
というか、屋外のお店も多いので、仕事後2時間だけ、暗くなったら帰ろう、という健全な飲み会もできそう。
国民価格、旅行者価格
いろいろな観光スポットで、国民価格と旅行者価格が分けられていました。
やはり観光の国なんでしょうね。
尚且つ、博物館も植物園も、国民や子供の教育の場でもあるので、歴史や文化や教養を、国民には安く届けたいという思いがあるのかもしれません。
日本もコロナ前からオーバーツーリズムと言われて久しいですし、海外の観光客が来る場所は国民価格と旅行者価格の仕組みを取り入れてもよいのではと思いました。
意外だったこと
シンガポールもごみが落ちていないわけではない
マリーナ地区ではゴミを見かけることはほとんどなかったですが、リトル・インディアやアラブ・ストリート、チャイナタウンは、そうでもなかったです。
ゴミ箱は確かに多くありました。
そして清掃員も、よく見かけました。
おそらくマリーナ地区にゴミが落ちていないのは、法律はもちろんのことですが、清掃員がとても多くいるからなのでしょう。
横断歩道がなくても普通に道を横切る
これも、ゴミのポイ捨てと同じくシンガポールでは罰金のはずですが、一車線の道路では日本と変わらなかったです。
もちろん、「だからやってもよい」わけではないですよ。
でも、そんなに厳格に守られているわけではないようです。
実際、横断歩道も日本と変わらないくらいにしか設置されていないですし、左右一車線ずつの道なら危険も少ないので、現地の方と思しき方は平然と横切ってました。
驚いたのは、マナーが良いと思っていたヨーロッパ系の観光客。
マリーナ地区の広い道路でもがんがん横切るし、信号も無視してました。
も、もちろん一部の方でしょうけれど…。
絶え間なき車線変更
何度かGrabも利用しましたが、他のアジアの国と同じく、例にもれずジグザグ走行です。
車線変更してもしなくても変わらなそうなところでも、積極的に攻めていきます。
でも、不思議と日本でそういう人を見かけるときよりも怖くない。
なぜなのか?
私が感じたのは、みなそういう運転なので、ながら運転なんてしてる人は少なく、運転中の集中度というか緊張度が高いのかなと。
それゆえ、一見危険そうに見える頻繁な車線変更も、危険予測の範囲内だし、対応ができる。
あくまで想像ですが。
スペクトラ、それほどでもない
世界三大がっかりとされるマーライオンはそれほどがっかりしませんでした。
一方、マリーナ・ベイ・サンズの正面で行われる噴水ショーは、そこまででもないかなぁと。
船から、対岸のビアバーから、サンズ展望台から、三度も見ましたが、それほどでもなかった。
毎日二度開催されるものですし、三度も見たから感動が薄れてしまったのかもしれません。
或いは、シャネル、ルイ・ヴィトンが並ぶ側の岸から見るのが一番近く、迫力があるのかな?
けっして悪くはないのですが、止まって15分間しっかり見るほどのものではないかも。
暑気払いとしては最高です。
とても涼しいです。
マーライオンはサイズよりも向きに違和感
世界三大がっかり、マーライオン。
これは、全然がっかりしませんでした。
おそらく、期待してしまうのは大きいと思っていたら意外と小さい、ということかなと。
逆に、意外と小さいもの、がっかりするものらしいと思いながらいったので、心構えができていたのか全くがっかりせず、楽しめました。
むしろ違和感があったのは、マーライオンの向きです。
いろんな角度から見て、撮影してみましたが、対岸のマリーナ・ベイ・サンズとはうまく一つの画角に収まらない。
背を向けてしまったり、遠かったり…。
マーライオンは設置場所の引っ越しがあったと聞きますし、元々セットで撮影することを想定していないから仕方ないのかも。
でも、シンガポールと言えばこの二つが特にイメージ強いので、一枚の写真にうまく収めたいですよね。
文化の違いを感じたこと
Eye am watching you.
これはリトルインディアのムスタファセンターの入り口にあった看板です。
世代にもよりますが、「1984」のBig brother is watchin you.を思い出しますよね。
シンガポールはいたるところに監視カメラがあり、それが抑止力になって世界一治安のよい都市を実現しています。
監視カメラだらけなんてすこし怖い気もしますが、逆にそれが安全につながっているなんて、不思議なものです。
所かまわず昼寝する労働者
マリーナ・ベイ・サンズからガーデンズ・バイ・ザ・ベイに移動する際に、ヘリックス・ブリッジの下をくぐるのですが、お昼の時間帯はインド系の労働者が大量に昼寝をしています。
しかも、上半身裸の方もちらほら。
そういえば、同じくガーデンズ・バイ・ザ・ベイでは、上半身裸の男性がランニングする姿を何度も見ました。
ごみのポイ捨てはダメですが、上半身裸はOKなようです。
YouTubuよりも規制緩いかもしれませんね。
ホテルのロビーにトイレがない
これは驚いたとともに、異文化を感じました。
ホテルのロビーにトイレがないのですが、そのホテルの外側にトイレがあり、入り口でお金を払って利用できる仕組みになっています。
これはすべてのホテルではないでしょうし、ラベンダー駅という少し中心から離れた場所のホテルならではなのかもしれませんが、面白かった。
ホテルのお客さんでも、自室のトイレ以外は有料、ということになるんですね。
でも、従業員はどうしているんだろう?と、気になりました。
キャッシュレス普及率が半端ない
行く前に、いくらくらい日本円を現金でもっていくべきか、調べていました。
1万円×日数というサイトや回答をよく見かけましたが、実際には1万円しか両替せずに済みました。
というのも、ほかはすべてクレジットカード、ApplePay決済だったから。
ホーカーズでは現金で支払いましたが、よく見るとホーカーズでもカード決済のための機材があるお店もちらほら。
もちろん現金は最終手段なので余裕を持っておいた方がよいのでしょうけど、1万円×日数は、中心部を観光するのであれば必要なさそうです。
ありがたかったこと
チェックアウト後、遅くまで荷物を預かってくれる
これはシンガポールでなくても、どこのホテルでもそうでしょうけど、18:00過ぎまで荷物を預かってくれたのは、本当にありがたかったです。
帰国の便は1:20発のため、最終日も丸一日観光ができます。
チェックアウトしてからずっと大きなスーツケースを持っていては、どこにも行けません。
預かってくれるとは言っても、昼過ぎくらいまでかな?なんて思っていたら、18:00でもOK!
ググってみると、ホテルにもよりますが、20:00とかでもOKだし、もっと遅くても交渉次第で預かってくれることもあるそうですね。
さすがに日をまたいでは非常識でしょうけど、思ったより柔軟で、心強いです。
現地民、ほとんどみんな優しい
最後に、この4泊6日の旅、現地の方みなさん優しかった。
観光の国だから、不慣れな外国人には慣れているのかもしれませんが、それを差し引いても、です。
言葉も伝わらないし、何度も言いなおさせてしまっても、あきらめずに伝えてくれたのは本当にありがたい。
最終日、帰国後のエピソードとして書きましたが、いただいた優しさをインドの方におすそ分けできてよかったです。
優しくされたら人に優しくする。
それが巡り巡って、いつかまた自分に返ってきます。
さて、書いていたらまた長くなってしまいましたが、これでおしまい。
それではタイ旅行も楽しんできます。
行ってきます。