どうしても苦手。。。
公務員で地域活性化の仕事をしていると、否が応でも目に入るのは「官から民へ」「民間でできることは民間で」という言葉です。
趣旨は本当によくわかるし、実際その通りであることは認めるけど、あまりに抽象的すぎて、それを声高に言っている人がどうも信用ならないというか苦手です。相対的に官より民の法ができる確率は高いことは間違いないけれど、民間の質は問うてもらいいたいですね。
民間の中にも商売が苦手でダメになる会社はあるわけだし、担当者がコロコロ変わるところもあるのは事実です。だから、短絡的に「民」というのはどうなのかな。官はもちろんだけど、民も万の神じゃないから、やっぱりよい民を選んで官がそれを上手く支える形がベストじゃないですかね。選ぶのも難しいですけど。。。
それと一緒で、「若い者に任せろ!」も同じですね。どこの地域でも、力を持っているのはそれなりに年配の方ですが、きっとその方々もお若い頃には「若い者に譲れ!」と思っていたはずで、ずっとループになっているんだと思います。
やっぱり、譲るとか排除ではなく、後ろに回って若い者が年配の方々を上手に使ってやっていくのが正解なんだと思います。これも、どこでも同じだと思うので簡単ではないと思いますが。。。
私も今は大先輩たちはまだご健在なものの、かなり年配の方に入っているので、どちらの気持ちもよくわかります。
たまたま、この二つを例に出しましたが、はやりの言葉を号令のように声高に(いわゆるマウントを取るように)言う人がどうしても苦手です。
ただ、自分は「官」だし、年配にもなるので、完全に言われる側になっているので、もちろん、この言葉のように柔軟になるよう注意しないといけないですが、誰かに「あいつは例外」と思われるように頑張らないといけませんね。