Maa2のダンス遍歴(38)~waack city後半戦~
【一行でわかるあらすじ】
waack city予選通過!!!
俺は歓喜していた。
今まで出て予選で落ちた萎えたバトルなど沢山。それらで通過していた人たち、ジャッジしていた人たちも参加していた中での通過。とても嬉しかった。
一方で、ジャッジも9人中8人海外。評価の観点も違うし自分がうまくなってるのかわからない中、この一回きりでワーワー騒ぐのは浅はかではあったが、それでもよかった。
俺のテンションは最高潮を迎えていた
そんなこんなで大喜びしていると「各サークルの11位から13位だった人たち」とMCに呼ばれた。何が始まるんです?
「前へ」
合計9名が前へ呼ばれた。詳しく話を聞くと
・予選通過した雰囲気だったが君たちはギリギリだったので、すんなりトーナメントに進むことはできない。
・さっき通過した30人と合わせて32人でトーナメントをして8人まで絞りたい。
・そこまで絞れたらファイナリストたちと戦える。
ハンター試験に合格し、ライセンスをもらった後のこれに等しい衝撃を受けた。
ちなみに自分以外の8名を見てみる
さっき同じサークルだったヅュリちゃん、ミミミミちゃん、大阪のアメノちゃんやセマコブギーさんや名前忘れたけどなんかネットで見たことある海外の人など見たことある人ばかりでここから2名だけ上がれるらしい。
この中に混じる原宿にて1500円で買った「呪術シャツ」に身を包む眠そうな俺。さっきまで大喜びだったがこの展開は予想しておらず、今では免許証の顔写真と同じテンションにまで下がっていた。
話は変わるが「いきなり!黄金伝説!」という番組をご存じだろうか。
一か月一万円だけで生活するなど、何やら難しいことに挑戦し、「伝説達成」できるかどうかを見守る番組である。クイズ番組で「1000万獲得」とかならまだわかる。伝説達成っていったいなんなんだ、と俺はずっと思っていた。
今回の追加(?)の予選、もはや勝てないだろこれ、と思い、焦りのあまり俺は「いきなり!黄金伝説」システムを採用することにした。
俺はこの予選で落ちようが必ず伝説を達成することにした。今日この場にいる各国各地方の人たちが各々の国に帰った後、俺のことを語りついでくれればいい。
ここで落ちても悔いなし。
オール明け、予選通過の喜び、ハンター試験続投の衝撃、伝説への決意、全てを纏って踊った。
内容はひどいものであったが、やれることはやった。というか40秒だかわからないがこの時の自分の実力では尺が持たない。早く終わってくれとも思った。
とりあえず内容や他の人の様子は動画を参照。
なかなかつかれたが、結果一位通過した。
俺はめちゃくちゃ叫びながら腰を抜かした。
2位はヅュリちゃんとミミミミちゃんが延長となっていた。
今冷静に見ると、ミスジャッジ感はすごいが直に喜ぶこととする。
そんなこんなでトーナメントに進むも、そもそもこんな大きな大会で2ムーブもしたことがなかったので俺のクソ技はさっそく底をつきかけていた。
ベスト32
この時のダンス今よりも面白いかもしれない。3-0で勝利した。
奇跡だ。これ俺明日死ぬんか?と思った。
全ての幸運を使い切ってる感じがしたが、気づけば次がbest16。
あと一回勝てばファイナリストを一人選んで戦えるらしい。
もはや俺の目的は伝説達成のみではなくなっていた。
なんであんなに修行したのか本当に思い出せ!と自分に言い聞かせた。
これは本当に比喩でもなんでもなく、雨でも雪でも台風前日でも忙しかろうと(数分の日もあったけど続けてきたし、しんどくても頑張ってきた。
あの日の自分を救ってやれ!今日の俺!
相手はベトナムかどこかの上手いメンズワッカー、いや、マンズワッカーであった。
俺の悲願達成にはふさわしい戦いであった。
と臨んだが現実は甘くなく、普通に負けてしまいファイナリストにはなれなかった。
自らの地力の低さを感じた。
ここまでこれたのは運であり、奇跡ではある。今までの修行も身を結んだのかもしれない。
でも奇跡が起こったときに、もうできることありません。ってつまらない終わり方だと実感したので、いつか来る2回目に備えてもっともっと備えていきたいと感じた。
をわり。
次回「リベンジ台湾」
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