Maa2のダンス遍歴(57)〜栃木P2P〜
【一行でわかるあらすじ】
ンゴは元気そうだった。
鹿児島のバトルから一週間後、餃子とレモン牛乳の国である栃木からエキシビションバトルのゲストの依頼が来た。
このイベントはパーティーイベントで栃木周辺のダンサーのショーと合わせて、エキシビションバトルが行われるイベントで、周りの人は酒を飲みながらスタンディングでウェイウェイ騒いでそれを盛り上げる。
エキシビションバトルは栃木にゆかりのある人間とちょっと遠くから呼び寄せた奴で大抵行われる。
自分はよそ者サイド代表?として、栃木のbboy"きたなっち"と戦うことに。
きたなっちも俺も同じ時期に北海道に住んでいたので10年ほど顔見知りであった。
とはいえ、初めましての栃木の皆さんの前でかまさなくてはならない。
そんなこんなで当日を迎えると、自分のバトルは本当に大トリ、明け方の出番であった。
このイベントは常にバーカウンターで誰かがテキーラを飲んで騒いでいる。
主催者が大学のサークル"概念"の後輩の近藤さんであった。
近藤さんは「出番の前に飲んでもいいよ」と言っていた気がする。あんまり自信がないが、俺は酒を浴びた。
明け方で観客のケチャも盛り上がってきた頃に自分の出番が来た。
3ムーブくらいのバトルだった気がする。
きたなっちはなぜかめちゃくちゃ緊張してて面白かった。
最後のムーブが終わる瞬間「もう1ムーブやらせろオオオオオ!」ってDJに叫びながらもう1ムーブやらせてもらったら、最後のムーブでお互い疲れすぎてぐだぐだであった。
3でやめとけばよかったが、めちゃくちゃいい思い出だ。
どっちががカマすと観客がサークルの中にスンスン入ってきて3秒くらい叫んだ後に、渋谷のスクランブル交差点のように、スンッと全員いなくなる。
そんな感じもおもろかったな。
これ最後どうやって帰ったんだっけ。
あんま覚えてないけどありがとうございました。
次回「韓国一人チャレンジ」