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Maa2のWaackダンス遍歴(14)~就活ワンチャン勢~

Maa2です。

【一行でわかるあらすじ】
就活始まる。

多少時間は前後するが、大学生活も後半に差し掛かり、就職が差し迫っていた。
磯野的思考に頭を支配されていたので、就活はしたくなかった。

当時農学部に入っていたが、一発目の実験の解剖がなんと無理であった。
生き物を屠殺して、解剖する。というのは農学部で絶対必須な経験ではあるが、
初めての解剖の時に吐くところであった。流石に吐きこそしなかったが地獄の経験。

第二の地雷は育てた動物を各種の食肉に加工する一年ほどかけた壮大な実習があるのだが、これもやはり無理であった。
精神的に無理な部分もあったが、ちょっと言葉には言い表せない過程だった。
みんな、マジで命をいただく際は残さず食べよう。

その他には、陸の孤島といっても過言ではない牧場に10日間幽閉(?)され、
馬に乗って結構落馬したらタダでは済まなそうなスピードで山を走ったり、
牛の胃に手を突っ込んだり、謎の電気柵で試しに放電された電撃を食らったり、面白いこと(?)もたくさんだった。

このまま今の道を進むか別の仕事につくか悩んで就活してた時に、
息抜きにワンチャン勢として「さっぽワックバトル」というイベントに出た。
多分これがダンス人生の分岐点になった。

この時ジャッジで「ジュンコササオカ」というゲストが来ていた。
非常にエネルギーに溢れている人で、ワンチャン勢として出ていた自分に
東京でワックバトルあるだけど出に来てくださいよ!と。
ササオカさんからその日だけで多分8回くらい言われた。
言われるたびに「行けたら行きます、なんつって!ワハハ!」と言ってやり過ごした。

ササオカさんのリアクションはこんな感じだった

本人がそのつもりだったか分からないがササオカさんのエネルギー量は半端なく、圧を感じた。
そして日程を見たら、なんと東京で就活しているうちの空いている日だった。

俺はササオカさんに一切連絡せずエントリーし、当日を迎えた。
いきなり予選サークルにいた俺を見たササオカしんは西川きよし師匠に負けないくらい目を見開いていてめちゃくちゃ緊張感がアレになりそうになった。

とりあえずワンチャン勢としてはどうせ予選は上がらないし、腕を振る数など当然少ない方が良いので、予選の自分の番でジャッジの中で一番大御所そうな人の前に行って5秒うなずいたり、無駄なウォーキングをたくさん挟みながら踊ることにした。

バキの世界でも勇次郎がこう言ってたよ

んで、予選はワンチャン勢のお決まりのごとく、ワーワーガヤをもらえた。
この後予選落ちるだろうと思って私服に着替えようとしてたらササオカさんから褒められ、同時に一人の男性ワッカーを紹介された。
その男は細身で、髪がツンツンしており、何よりサバゲーみたいな形状のグラサンをしていた。

顔わからんて。

男は人柄が良さそうで、よく知らない自分に対してすごく褒めてくれた。
が、グラサンで顔を覚えられなかったのと、お互い何故か自己紹介で名前を言わなかったため、
結局誰だかわからなかった。

予選の結果が発表され、なんと60人中8か9位くらいで予選上がった。

急いで着替え直し、はじめましての人とバトル。
ワンチャン派と普通に練習を頑張っている人のバトルなど、結果は明白であり、普通に敗北。
だが、なんとササオカさんだけこちらにあげてくれていた。
この時はほぼ会話はしなかったが、対戦相手は埼玉の高校生だか大学生だかの「むむぴす」であった。

先ほどのサバゲー兄さんはバトル中に常軌を逸したジャンプや決めポーズをしていた。
この時は名前も聞けなかったが、このサバゲーグラサン兄さんこそが、後の「ワッキンロク」であった。

結局イベントが終わり、打ち上げでいろいろな人と話し、最後にササオカさんから来てくれたことに対するお礼と勧誘をもらった。

サ「今日すごく良かったので、今後はワッカーとして踊るのはどうですか?」
松「まぁ、そうですね。それもいいですね!つって!ハハハ!」

ササオカさんのリアクションはこんな感じであった。

嬉しかった反面、俺にはロックダンスがあるし、
無理だろうと感じた。
2023年、今これを書いている現状を知っている人達から見ればワロスではあるが、全くワックなどやる気はなく、俺はこのとき北海道でずっとダンスをやっていく予定なのだ。
ホント、やらんってワックダンスとか、絶対に(フラグ)

そんなこんなでいろいろ就活をしたが、遺伝子の研究をすることになる。
希望を持ちながら、大学院に進学するのであった。

次回「大学院はクソ」

続く。

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