Maa2のダンス遍歴(34)~JAPAN FINAL~
【一行でわかるあらすじ】
WDCはギリ予選落ちなのになぜかラッキーでMarverous4と対決。
前回のWDCという大会からあまり時間をおかず、2018年の7月に札幌にてLOCKとかPOPとかWAACKとかの大きめの大会のJAPAN FINALと銘打つイベントがあった。
これも札幌のみんなに会えるなあという感じで参加することにした。
参加することにはしたが、懸念があった。
送別会でワオワオ泣いて関東へ行き、帰ってきたらwaackerになっていて予選落ち。
みたいな流れは避けたかった。
漫画でめちゃくちゃ強かった敵が仲間になった瞬間、ちょっと戦いのレベルについていけなくなるような萎える展開。
まあそんな感じでついていけませんでした!となるのが嫌で
この頃考えていたとっておきの技、というか戦い方を2つ用意した。
・クソ技
・暗黒体操
と言う頭の悪い戦法2つである。
札幌で使うために編み出したわけではないが、いつか海外で予選上がりたい!
と思っていたのでその時のために用意したこの秘密兵器を試すことにした。
この2つがどんなものかはまたの機会に軽く紹介するとして、このくだらない必殺技を延々練習し、札幌に備えた。
「パーペキやわ」
パーペキとはパーフェクトと完璧を足したもので、もう、完璧と言う言葉では表せないくらいの状態を指す。俺の親父以外に使っている人間を見たことがない。
この通りアホな練習を続けた結果、俺のIQは下がっていた。
いざ札幌に着くと、Archie Burnettというwaack界で世界中から引っ張りだこのゲストがジャッジであった。この時wsで習ったのか、雰囲気で聞いたのか忘れたが、話している内容はほぼ必殺技の一つ”暗黒体操(ダークネスエクササイズ)”と似たアドバイスであった。
FINALのトーナメントは5人くらい既に参加者が決まっており、残りの3枠を当日予選の人たちで争うようだった。
当日予選は以外にもいろんな地域から30か40人ほど集まっていた。
ミユキレーザービームやきたえーる、ヒャッハーなど今交流がある人たちも多数出ていた。
そんなこんなで迎えた予選はなんとか通過。
8人通過してトーナメントして、決勝に残った二人と3位決定戦で買った人がzepp sapporoで踊れるらしい。
対戦の相手は茨城の決勝の相手でもあったマツゲちゃんであった。
初戦から強敵であったが「俺は強い」と自分に言い聞かせ、心の中で俺は強くなっていた。強人(つよんちゅ)であった。
割と一生懸命踊った。
暗黒体操、クソ技、環境利用闘法。やれることは全てやった。
倒したはずだ。俺の勝ち。勝人(かちんちゅ)の気分であった。
実際にいつもよりもしっかりとかませたと思った。
が、会場の雲行きは怪しかった。
よくバトルに出るとき、めんどくさいやつが絶対に言う言葉。
「あの人ジャッジの時、絶対俺に上げてくれないからなぁ〜(ド、ド、ドッヤァ!!ドヤァ!!)」と言う言葉を一度くらいは聞いたことあるだろう。
もれなく俺もめんどくさいやつであった。
このバトル、ジャッジ2名がそれぞれ逆にあげ、最後の一人が決められない状況に。この最後の一人、まさに俺の中で
「この人上げてくれないなぁ(ドドドドドヤァ!ドヤニティ!!!!)」と言う人であった。
MCは雰囲気に気づいたのか、
「んじゃあ延長で決めよう、ジャッジその一人だけね」
いやいや逆に気が利かねぇ。何してくれとんねん。気がききすぎて気がきいてない。
結果は延長した後、んじゃあホイ!って感じでマツゲちゃん、いや、マツゲさんに負けてしまった。
2日目だったかその日だったかなんだったか、zeppには行かずうまいもん食って酒飲んでいろんな人と遊んで帰った。
まぁ勝ちたい感じはあったが、新しい必殺技(?)を得て、また修行を続けるのであった。
次回「韓国へのリベンジ」
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