見出し画像

2024年10月14日週まで直近のM&A情報

目次

  • NTTドコモ、株式会社MUGENUPの完全子会社化

  • ソニー、KinaTrax, Inc.買収

  • ウイルプラスホールディングス、オリオン自動車販売株式会社の株式の取得(子会社化)

  • 堂島汽船、兵機海運株式会社に対する公開買付け(TOB)

  • 東宝、米国 GKIDS, INC.の株式取得(子会社化)

NTTドコモ、株式会社MUGENUPの完全子会社化

当事者

  • 買主:株式会社NTTドコモ

  • 売主:情報なし

  • 対象企業:株式会社MUGENUP

案件に関する概要

  • 案件目的: オリジナルコミックを起点としたIPビジネスの拡大を推進するため。

  • 案件概要: NTTドコモがMUGENUPの全株式を取得し、完全子会社化。

  • 対象企業概要: タテヨミコミックを中心としたコンテンツ制作スタジオ。国内最大規模のタテヨミコミック制作スタジオ「MUGEN FACTORY」を運営。約5万名のクリエイターネットワーク、制作管理ツールを活用し、高品質なタテヨミコミックの企画・制作を行う。ドコモのオリジナル出版レーベル「weavin」で人気作品を制作。コンテンツの企画、制作、管理、流通、教育の全てに取り組む。

ソニー、KinaTrax, Inc.買収

案件タイトル: スポーツデータの分析サービスビジネス拡大に向け、KinaTrax, Inc.を買収

当事者

  • 買主:ソニー株式会社

  • 売主:情報なし

  • 対象企業:KinaTrax, Inc.(キナトラックス)

案件に関する概要

  • 案件目的: スポーツデータの分析サービスビジネス拡大、バイオメカニクスと選手のパフォーマンス領域への展開

  • 案件概要: ソニーは、スポーツ用の高精度のマーカーレスモーションキャプチャー技術による選手のプレー中のバイオメカニクス(生体力学)パフォーマンスデータ取得および分析を手掛ける米国のKinaTrax, Inc.を買収。KinaTraxはソニーのスポーツ事業(Hawk-Eye Innovations、Beyond Sports、Pulselive)に参画。

  • 対象企業概要(事業概要含む): プロや大学スポーツのチームに対し、マーカーレスモーションキャプチャーテクノロジーによって、試合中のバイオメカニクスパフォーマンスデータの収集を可能にし、アスリートに特化した洞察を提供。モーションキャプチャー用カメラシステムはMLB、マイナーリーグ、NCAAなどに導入済みで、他リーグへの拡大も進めている。データ取得・分析のための包括的なツールを提供。

ウイルプラスホールディングス、オリオン自動車販売株式会社の株式の取得(子会社化)

当事者

  • 買主: 株式会社ウイルプラスホールディングス

  • 売主: 中村 孝幸 他個人5名

  • 対象企業: オリオン自動車販売株式会社

案件に関する概要

  • 案件目的:

    • M&Aによる事業拡大という中長期成長戦略に基づく。

    • ボルボ・カー・ジャパン株式会社のネットワーク戦略に準拠。

    • 子会社であるウイルプラス帝欧オート株式会社のボルボ事業における九州エリアでのシェア拡大、およびグループ全体の販売網と基盤の強化(ドミナント戦略)。

    • 経営資源や販売ノウハウの共有による更なるビジネス発展。

  • 案件概要:

    • ウイルプラスホールディングスがオリオン自動車販売の発行済株式100%を取得し、子会社化する。

    • オリオン自動車販売はボルボ・カー鹿児島、ボルボ・カー長崎を運営。

    • 2023年12月にウイルプラス帝欧オートがボルボ・カー福岡東、ボルボ・カー大分を事業譲受しているため、今回の買収により九州エリアにおけるボルボ事業のシェア拡大が期待される。

    • 買収により九州地域のVOLVOシェアは店舗ベースで80%に拡大。

    • 株式譲渡契約には譲渡価格調整条項が含まれる。

  • 対象企業概要(事業概要含む):

    • 社名:オリオン自動車販売株式会社

    • 所在地:鹿児島県鹿児島市錦江町1 番33 号

    • 代表者:代表取締役社長 﨑向 政央

    • 事業内容:自動車、自動車用品・部品等の販売

    • 資本金:10百万円

    • 設立年月日:1966年6月1日

    • 直近3年間の業績:売上高は15億円~18億円程度で推移、営業利益は黒字、赤字と変動。

  • 取得価額: 133百万円(基準となる金額。譲渡価格調整条項により最終的な金額は変動する可能性あり)

堂島汽船、兵機海運株式会社に対する公開買付け(TOB)

当事者:

  • 買主: 堂島汽船株式会社(株式会社富洋海運の完全子会社)

  • 対象企業: 兵機海運株式会社(証券コード:9362、東京証券取引所スタンダード市場)

案件概要:

  • 案件目的: 兵機海運との資本業務提携の実現、および早期の資本業務提携に向けた発言力の強化

  • 案件概要: 堂島汽船株式会社は、兵機海運株式会社との資本業務提携を目指し、公開買付け(TOB)により兵機海運の普通株式の一部を取得することを決定。富洋海運グループは既に兵機海運の株式14,100株(所有割合1.18%)を保有しており、TOBを通じて所有割合を20%未満で可能な限り多く取得することを目指す。これは、兵機海運との資本業務提携交渉が難航していることを受け、株主の立場から提携実現を促すためと考えられる。

  • 対象企業概要(事業概要含む): 大阪市に本社を置く物流企業。内航、外航、港運、倉庫という4つの総合的な物流サービスを提供。

  • 取得価額: 1株あたり3,250円。これは2008年9月16日以降の兵機海運の株価終値の最高値(2024年10月17日の終値2,770円)よりも高い価格に設定されている。

東宝、米国 GKIDS, INC.の株式取得(子会社化)

当事者

  • 買主:Toho International, Inc.(東宝の子会社)

  • 売主:(非開示)

  • 対象企業:GKIDS, INC.

案件概要

  • 案件目的:

    • 東宝グループの成長戦略「TOHO VISION 2032」に基づき、「企画&IP」「海外」「アニメーション」をキーワードに、海外でのビジネス拡大を推進。

    • 北米におけるアニメーション配給のトップブランドであるGKIDSとの協力体制強化により、日本および世界中のアニメーションをより広くファンに届ける基盤を構築。

    • Toho Internationalの持つライセンシング・商品化やEコマースサービスとのシナジー効果を期待。

    • GKIDSの更なる発展を支援し、日本発コンテンツの海外展開、クリエイターやスタジオの海外進出を促進。

  • 案件概要:

    • 東宝の子会社であるToho International, Inc. がGKIDS, INC.の株式100%を取得し、完全子会社化。

  • 対象企業概要:

    • GKIDS, INC.は、北米を中心にアニメーションの製作と配給を手掛ける配給会社。劇場公開、ホームエンターテイメント、マーケティング、プロモーション、ブランディング、販売など幅広い事業を展開。

    • 過去に配給した13作品がアカデミー長編アニメ映画賞にノミネートされ、2024年3月にはスタジオジブリの『君たちはどう生きるか』で初受賞。

    • 本社所在地:ニューヨーク州

    • 代表者:Eric Beckman

===
このようなM&A等に関する情報をまとめて・お届けしていますので、下記メディアもよろしければフォロー・ウォッチお願いいたします
・note(こちら):https://note.com/ma_watch/

・X: https://x.com/ma_watch_x

また、株式会社COUNTRY Xでは、M&Aスペシャリスト、コーポレート・ディベロップメント業務の支援サービスを提供しています。

「チャットM&Aチャット支援サービス」は、M&Aや資本業務提携に関する相談をチャットを通じて手軽に行える、月額制のリーズナブルなサービスです。

概要は下記ページからご確認ください!
https://countryx.jp/ma-alliance-service/#chat

===