2024年11月25日週まで直近のM&A情報
目次
SBIホールディングス、株式会社マイナビの株式追加取得による持分法適用会社化
日本特殊陶業、東芝マテリアル株式会社の完全子会社化
マネーフォワード、株式会社シャトクの完全子会社化
ワールド、三菱商事ファッション株式会社の完全子会社化
SBIホールディングス、株式会社マイナビの株式追加取得による持分法適用会社化
案件タイトル
SBIホールディングス株式会社による株式会社マイナビの株式追加取得及び持分法適用会社化
当事者
買主:SBIホールディングス株式会社
売主:マイナビ社の既存株主(詳細は非開示)
対象企業:株式会社マイナビ
案件に関する概要
案件目的
SBIグループとマイナビグループの連携強化による更なる企業価値向上
収益機会の拡大、子会社間の連携・補完による成長加速、新領域における協業による事業機会の創出
案件概要
SBIホールディングス株式会社が株式会社マイナビの既存株主から株式を追加取得し、マイナビ社を持分法適用会社化。
SBIグループのマイナビ社への議決権比率は、既存持分と合わせて20%となる予定。
対象企業概要(事業概要含む)
社名:株式会社マイナビ
代表者:代表取締役 社長執行役員 土屋 芳明
所在地:東京都千代田区一ツ橋一丁目1番1号
設立:1973年8月15日
資本金:21億210万円(2024年9月末現在)
事業内容:人材サービス、情報メディア運営等
パーパス:「一人ひとりの可能性と向き合い、未来が見える世界をつくる。」
取得価額: 不明
日本特殊陶業、東芝マテリアル株式会社の完全子会社化
当事者
買主:日本特殊陶業株式会社
売主:株式会社東芝
対象企業:東芝マテリアル株式会社
案件に関する概要
L 案件目的:
日本特殊陶業グループは、内燃機関事業の強化に加え、非内燃機関事業の拡大を戦略テーマとしており、新規事業の創出に注力している。特に、「環境・エネルギー」「モビリティ」「医療」「情報通信」の4分野を注力領域と位置づけ、セラミック素材技術との親和性が高い領域・事業への投資と製品開発を進めている。
東芝マテリアルは、EV向けベアリングなどに使用される窒化ケイ素ボールや、パワー半導体向け窒化ケイ素放熱基板などで高い技術力と生産能力を持つリーディングカンパニーである。
本件株式取得により、日本特殊陶業は東芝マテリアルの技術・ノウハウを活用し新規事業の成長を加速、グローバルプレゼンスを高める。東芝マテリアルは、日本特殊陶業のセラミック技術やグローバルネットワークを活用することで顧客基盤の拡充やサポート体制強化を図る。両社のシナジー効果により、持続可能な社会の実現に貢献することを目指す。
L 対象企業概要(事業概要含む):
社名:東芝マテリアル株式会社
所在地:神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地
代表者:代表取締役社長 白井 隆雄
事業内容:金属材料・部品、ファインセラミックス部品、化学材料、応用製品の開発・製造・販売
資本金:480百万円(2024年3月31日現在)
設立年月日:2003年10月1日
EV等向けベアリングに使用される「窒化ケイ素ボール」やインバーター向けパワー半導体に用いられる「窒化ケイ素放熱基板」において、優れた技術・品質と安定した生産能力を持つ。
L 案件概要:
日本特殊陶業が東芝マテリアルの全株式を株式会社東芝から取得し、完全子会社化する。
取得価額は約1500億円(株式取得の対価に加え、ネット有利子負債の額を含む。最終的な取得価額は株式譲渡契約に定める価格調整を実施した金額となる予定)。
マネーフォワード、株式会社シャトクの完全子会社化
当事者
買主:株式会社マネーフォワード
売主:千葉 史生 他(一部非開示)
対象企業:株式会社シャトク
案件に関する概要
案件目的:
マネーフォワードの製品ラインナップ拡充
マネーフォワードのネットワーク及び顧客基盤を活用したシャトク社顧客の拡大
中小企業・中堅企業向けのサービス拡充
案件概要:
マネーフォワードがシャトク社の発行する全株式を取得し、完全子会社化。
株式譲渡実行日は2024年12月25日(予定)。
取得価額は非開示。
完全子会社化後も、シャトク社の代表取締役は引き続き経営に関与。
対象企業概要(事業概要含む):
社名:株式会社シャトク
所在地:東京都新宿区西新宿7-1-12 クロスオフィス新宿506
代表者:代表取締役 千葉 史生
事業内容:SaaS型社宅管理システム『シャトク福利厚生賃貸』の開発・運営
資本金:125,001千円
設立年月日:2018年1月11日
主要株主:千葉 史生 (46.9% - 株式譲渡前)
事業概要:中小企業及び中堅企業向けに、社宅制度導入のコンサルティングからシステム運用までを提供するSaaS型社宅管理システム『シャトク福利厚生賃貸』を展開。福利厚生制度として社宅制度を検討する企業を支援。
ワールド、三菱商事ファッション株式会社の完全子会社化
当事者
買主: 株式会社ワールド
売主: 三菱商事株式会社
対象企業: 三菱商事ファッション株式会社
案件に関する概要
案件目的:
ワールドの中長期ビジョンである「世界に唯一無二のファッション・エコシステム」構築に向けた事業基盤拡充。
アパレル・雑貨・靴バリューチェーンの川上(企画・開発・生産・物流)リソース/ノウハウ拡充。
B2B事業(プラットフォーム事業)、海外輸入ブランドのエージェント業務との相乗効果創出。
課題解決型事業、ブランド共同経営事業など、三菱商事ファッションの先見性ある事業とのシナジー効果による事業拡大。
案件概要:
ワールドが三菱商事の完全子会社である三菱商事ファッションの全株式を取得し、完全子会社化。
株式譲渡実行日は2025年2月中を予定。
取得価額は9,325百万円。
対象企業概要(事業概要含む):
名称:三菱商事ファッション株式会社
所在地:東京都港区芝浦3-16-16 住友不動産田町ビル東館
代表者:代表取締役 村田 茂
事業内容:衣料品・雑貨・靴等の製造販売、並びにこれらの営業・生産進捗管理・受渡事務処理業務の受託、付帯するサービス、システム等の提供販売
資本金:2,000百万円
設立年月日:2009年10月1日(合併年月日)※合併存続会社の設立は2002年5月17日
三菱商事グループのアパレル・雑貨・靴の製品供給を担うファブレスメーカー。
グローバルネットワークを活かした素材・製品調達力、システム、生産背景や顧客基盤、グローバルな人材を有する。
課題解決型事業、ブランド共同経営事業といった戦略的な事業開発に取り組む。
直近3年間の連結業績は売上高が85,511百万円(2022年3月期)→105,323百万円(2023年3月期)→91,949百万円(2024年3月期)、親会社株主に帰属する当期純利益が1,716百万円(2022年3月期)→2,030百万円(2023年3月期)→2,265百万円(2024年3月期)と推移。
想定されるシナジー効果
企画・調達能力の相互補完によるOEM事業の拡充
サービスメニューの相互補完によるプラットフォーム事業の拡充
投資機会と価値改善手法の相互補完によるブランド投資事業の拡大
全ての事業の基盤となる人材・顧客基盤の相互補完
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