下記の記事で「Corporate Development」の意義についてまとめましたが、今回は情報を集めた限りで各社がどのような役割を「Corporate Development」に期待しているかをまとめます。
三井物産
三井物産のコーポレートディベロップメント本部は、金融・物流領域の事業開発も行う一方で他本部のM&A等支援も行う機能としての役割を有しているようです。
freee
freeeはインオーガニックにもリソースを振り向けることで、成長を描いているようです。いわゆるM&Aを中心としたソーシングからエグセキューション・PMIと柔軟性の高い役割が求められていそうです。
要件としては、投資銀行等でM&Aアドバイザー経験があるか、事業会社での実務経験が必要になっています。
ちなみに採用ページによると、想定年収は「800~1200万円」のようです。
楽天
楽天は、事業開発部のくくりの中で、提携や資本の扱いの性質で個別のチームを分けています。基本的にはバリュエーションスキルを含めて、経営陣・事業部及び外部アドバイザーとのコミュニケーションなど高いビジネス総合力を求められているようです。
年収は、Web上の募集要項を見ると580万円~1,000万円のレンジです。
楽天グループは元々投資に積極的でしたが、直近の財務状況に鑑みると、事業再編も資金調達の必要性と合わせて非常に濃密な検討を繰り返しているのではないでしょうか。
メドレー
メドレーもプロフェッショナルファーム出身者を中心としたチームを組成しているようです。既存事業の予実管理等の数値管理業務は含まないようです。
直近でもTOBを行うなど積極的にM&Aを成長戦略に取り入れています。
The Walt Disney Company (Japan) Ltd.
Corporate Developmentという名称ではないですが、そのようなポジションのようです。高い学歴・職歴とビジネス理解を求められています。
Microsoft (US)
経営直下型で各事業部と連携してM&Aを含むパートナーシップ関係を構築していく部署のようです。
Supership
デジタルマーケ支援等を提供している会社です。本会社自体も三社が合併して出来た企業です。ロビイング等の渉外も役割に入っています。
今後もアップデートしていきます。
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