Pythonを用いた機械学習16日目
転置行列(①)と逆行列(②)について学んでいく。
前回の復習はこちらからどうぞ。
1.転置行列
*転置行列(てんちぎょうれつ)・・・もとの行列の行と列を入れ替えた行列のこと。
転置行列をさらに転置すると、もとの行列にもどる。
対称行列
直交行列(以下のU)もとの行列と転置した行列を掛けると単位行列となる行列
2.逆行列
行列Aに対して、右から掛けても左から掛けても単位行列Eになるような行列を、Aの逆行列といい、A^-1とあらわす。逆行列を求めるには、Aは正方行列である必要がある。
以下の行列A,Bで考えると、右から掛けても左から掛けても単位行列になる。
*NumPyで逆行列を計算するコード
>>> import numpy as np
>>> A = np.array([[2,5],[1,3]])
>>> print(np.linalg.inv(A))
[[ 3. -5.]
[-1. 2.]]
全ての行列に逆行列が存在するとは限らない。逆行列が存在するかチェックするために、「行列式」を使って調べる。
|A|=0のとき、Aの逆行列は存在しない。
*NumPyで行列式を計算するコード
>>> import numpy as np
>>>
>>> A = np.array([[2,5],[1,3]])
>>> print(np.linalg.det(A))
1.0
>>>
>>> B = np.array([[1,4,2],[3,-1,-2],[-3,1,3]])
>>> print(np.linalg.det(B))
-13.0
次は、写像、連立方程式について学ぶ。
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