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モニちゃん写真集

※前置き長め

久しく更新していなかったので、
なにをきっかけに再開しようかと考えていたのでが、、

まずは、近頃一番撮影している割に
公開していない写真が溜まりに溜まっている
オマキヤマアラシのモニちゃんに
フォーカスした記事から再開してみようかと。

公開直後 2024/07/20撮影のモニちゃん

モニちゃんのカワスイ公開時のあれこれ

モニちゃんとは、
2024/07/13にリニューアルオープンした
カワスイにて展示が開始された
オマキヤマアラシの愛称です。

動物園等でのオマキヤマアラシの
国内展示はカワスイが史上初。

とはいえ、
アメリカ オハイオ州にあるシンシナティ動物園で
飼育・展示されているRicoちゃんが
公式のInstagramやYouTubeで
一部界隈に人気を博していたようです。

※カワスイのモニちゃんが公開されたことで、
 Xのフォロワーさん等の数名から
 この話を伺いました。

シンシナティ動物園のInstagram


国内初展示にして
既に根強い人気を誇り、
2024年のカワスイのリニューアルに際しては
目玉の導入種ともなる
ポテンシャルを持っていたにもかかわらず、
公式では公開について全く触れていなかったあたり、
公開までの道のりのドタバタ感が感じられたり。 


そんなモニちゃん公開に気付いたのは、
リニューアルオープン後初めてカワスイを訪れた
夜でした。

たぶん一般客のなかでは、
カワスイがオマキヤマアラシの公開を
画策していたことに
誰よりも早く気付いた1人なんじゃないかと
自負してます🫢

気付いた理由というのが、
SNSで見かけたリニューアルオープンの告知用ポスター。

左下に見慣れぬ生き物の写真が

しれっとオマキヤマアラシの画像が挿入されていて
かなりびっくりしたことを覚えています。

そして翌日。
どのエリアで公開予定なのかすら定かでなく、
行き当たりばったりで館内を巡っていると、、

種名板を発見し公開予定場所はわかったけれど、
「非展示」の文字が。
「まだだったかぁ、、」
なんて思っていたら、、、

脱走しちゃって回収されかけているモニちゃん

いた笑笑

これがモニちゃんとの初めての出会いでした笑

どうも、公開練習というよりは、
脱走しちゃって回収されようと
していたところみたいです。

アグア・テラデッキ内の
マタコミツオビアルマジロが展示されていた一区画を
モニちゃんの展示用にテコ入れするために
内見に訪れていたようですが、
どうやら逃げ出したみたいで、、🫢

この日は回収されていく姿を見送っておしまい。

そして翌日。

フォロワーさんがカワスイを訪れていて、
モニちゃんの公開練習をしてる
みたいなポストをされていたので、
3日連続のカワスイログインを敢行。

公開練習は早々に終わっていたようなのですが、
またもや脱走して、
フタユビナマケモノのアコちゃん・ピコちゃんが
寝床に使っているところを占拠して
お昼寝タイムにはいっていました。

いまや、本当に貴重な映像となってしまいましたね。
※この日以降は、モニちゃん用に区画されたエリアか   らは外に出ていません。

その後、
平日にゆるーーっと
特に告知なしで公開がはじまり、
じわじわとSNSで
「カワスイでオマキヤマアラシが展示されてる!」
というポストが増えてきたように記憶してます。

その流れでこの動画を載せたポスト(↑)が
けっこう拡散されてたり。

そして、2024/07/25に、
アグア・テラデッキでの食事が開始され👇

2024/09/05に至ってようやく、
公式がSNSにポストするという👇

このポストでまた一瞬、
SNSは盛り上がっていましたね。


そんなこんなが、
モニちゃん登場時のカワスイ周辺の雰囲気でした。


オマキヤマアラシとは〜主に分類について〜

さて。
自分は特に
オマキヤマアラシの専門家でもなんでもなく、
オマキヤマアラシという名称をハッキリと
認知したのも
カワスイでの公開時なくらいの
ミーハーなのですが。

ちょっとした導入のような気分で、
現在理解してるレベルで
動物種としてのオマキヤマアラシについて
書いてみようかと思います。

オマキヤマアラシは分類的には、

ヤマアラシ形亜目
アメリカヤマアラシ科
オマキヤマアラシ属
オマキヤマアラシ

という分類になります。

生物の系統分類は大分類から順に、
目→科→属→種 となります。
(目よりも上の分類階級もありますが、
スケールが大きくなり過ぎるので割愛)

モニちゃん初見の方は、
「ハリネズミ?」
と捉える人が多いのですが、
ハリネズミは真無盲腸目に分類されるため、
上に示した「亜目」という分類階級より
さらに上の階級である「目」レベルで
異なる生物です。

進化の系統という視点から見ると、
けっこう遠い仲間で、
毛が硬質なのは他人の空似という感じです。

この「ハリネズミ?」という問いについて、
飼育クルーの方なんかは
「ハリネズミではなくヤマアラシなんですよ」
的な応答をするのがステレオタイプな
会話となるのですが。

ヤマアラシ科とアメリカヤマアラシ科は
「科」レベルで異なる分類となるので、
正確性に欠けると思っています。

ヤマアラシ科とアメリカヤマアラシ科が
共通する最も下位の分類階級は
「ヤマアラシ顎下目」です。
これに含まれる主な「科」は、

・ヤマアラシ科
・アメリカヤマアラシ科
・デバネズミ科
・パカ科
・テンジクネズミ科

等々となります。

よって、イメージ的には
オマキヤマアラシを基準にしたときに、

・アフリカタテガミヤマアラシ
 (いわゆるヤマアラシ)
・カピバラ
・ハダカデバネズミ


あたりは同程度に遠縁の仲間であると
いえるかと思います。

よって、
「オマキヤマアラシはあくまで
アメリカヤマアラシなのであり、
アメリカ“ヤマアラシ”とヤマアラシの名前が
分類名に含まれていて、
同じ仲間としてイメージしてしまう
アフリカタテガミヤマアラシや
インドタテガミヤマアラシのような
いわゆる漢字で“豪猪”と表される
“ヤマアラシ”たちとはけっこう遠縁なのだ」と
イメージいただけたら、
この随分と面倒くさく迂遠な書き方をしている
パラグラフの目的は完遂されるのです。



写真で見るモニちゃんのこれまで

長々しくまことに迂遠で胡乱な前置きでしたが、
以降は今までに撮影した
モニちゃんの写真を通して
モニちゃんのこれまでを振り返ります。

2024/07/20
新しい環境での生活で見るもの全てに興味津々のモニちゃん

尾を流木に巻きつけて囲いの外を覗こうとする
(脱走を企てている?)
モニちゃん。

公開当初は特にこの動きが多かったです。

2024/07/28
この日初めて確認した「オマキヤマアラシ」の解説板

初期は「キノボリヤマアラシ」という
表記での解説板が設置されていましたが、
実際は「オマキヤマアラシ」だったために
種名表記が変更されたとのこと。

キノボリヤマアラシは、
キノボリヤマアラシ属に分類される
オマキヤマアラシとは属レベルで異なる種。

導入に伴う流通時のどこかで
種名の混乱が生じていたのが、
本件の原因のよう。

この混乱により、
初期の頃はモニちゃんは
キノボリヤマアラシなのか
オマキヤマアラシなのかという
ゆるい議論みたいのが
SNSで交わされてました。


2024/08/02
夜カワスイにおける霧の演出の際のモニちゃん

この日はたしか、
夜カワスイで初めてモニちゃんに会いました。

元来、夜行性の動物なので、
夜の方が活発のはずなのですが、
環境にまだ慣れていなかった頃で、
カワスイの開館時間内の昼も夜も
忙しなく動いていました。

夜の霧の演出の際に、
ライティングが青色ベースのものに変わるのですが、
この照明下で撮れるのはけっこう
レアかななどと思ったり。

しかしながら実際は、
通常時の照明よりやや明るいので、
このタイミングで撮影することが頻回に。


2024/08/12
初めて採餌シーンを観察できたときのモニちゃん
2024/08/12
上体をやや斜め上方に傾けるモニちゃん

この日は初めておやつを前足で
器用に掴むモニちゃんを撮影。


2024/08/28
さつまいもをもらうモニちゃん

たしかこの頃になると、
エサの好みがはっきりしてきて
さつまいもが一番好きと判明したころ。

この頃はまだペレットは苦手といわれていたけれど、
徐々に美味しさに気付いてきたみたいで、
のちに、ペレットはモニちゃんの好物のひとつに。

2024/09/19
立ちこめる霧を背景にしたモニちゃん

霧が上方から降りてきたタイミングで撮影した1枚。
撮影者のTHE 自己満足写真。

2024/09/19
機嫌を損ねて毛を逆立てるモニちゃん

たしかこの頃から、
モニちゃんハウスに🪳が大量発生しだして、
モニちゃんはご機嫌ななめなことが多めに。

流木の上から🪳を見下ろしながら
毛を逆立てることが多かった時期。


2024/09/21
流木を登るモニちゃん

樹上性動物だから木に登るのは当たり前だけど、
撮影者が木に登るモニちゃんを撮影することが
突然マイブーム化していたころの写真。


2024/09/26
豚鼻みましましなモニちゃん

寝ぼけ眼で、
鼻が膨らんだ瞬間を捉えてしまった1枚。


2024/09/26
あざといポーズでニンジンを齧るモニちゃん

足の置き方がこなれてきて、
無意識にあざとい座り方をマスターしてしまった
モニちゃんの写真。

2024/10/02
「なに?話きくわよ?」なポーズで寝ぼけ眼なモニちゃん

この頃からこのポーズでうとうとすることが
増えてきたモニちゃん。
近頃頻回にこのポーズを見る。


2024/10/26
昼カワスイで起きてたモニちゃん

昼カワスイの光で撮影したいなぁと
思っていたところ、
タイミングよく起きてたモニちゃん。

昼カワスイだとおやつ時以外は、
寝てることが多い。


2024/11/03
眠ってたモニちゃん

この日は始終うとうとだったモニちゃん。
夜行性だから、昼間に眠たいのは仕方ない。
寝姿を愛でるのみ。


2024/11/08
伸びてるモニちゃん

ごはんが待ち遠しくて
伸びきっているモニちゃん。
もはやオマキヤマアラシ本来のシルエットを
失っている。


2024/11/21
歩いていくアコちゃんの後方にうっすらモニちゃん

意外と難しいナマケモノとのツーショット。
ちょうどフタユビナマケモノの
アコちゃんが通りかかったのに
モニちゃんは下を向いていた。


2024/12/07
リンゴを齧るモニちゃん

両手に大事そうにリンゴを抱えるモニちゃん。
リンゴに見える一口の齧り跡が
ファンの心を揺すぶらせる。

to be continued

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