人それぞれの「こわい」
今朝、娘と一緒にテレビを見ていた。
カツオのたたきを作っている映像だった。
1匹のカツオをさばくシーンで、思わず娘は顔を背けた。そして、「こういうの、いや!こわいんだよ、、」と言っていた。
その後、短冊になったカツオを切るところがあったので「これも、こわい?」と聞いてみた。
すると、「これは、こわくない。」と。
お刺身を作るところは、見たことがあり、こわくないらしい。
お寿司も好きなので、魚がキライなわけではない。
ただ、魚がさばかれて切り身になることで、お寿司や、お刺身になるということを、実際に目で見ることに抵抗を感じた様子。
私は、深く感動した。
「こわい」という感覚が、娘には、ちゃんとある。ということに。
虫がこわい、高い所から降りられなくてこわい、知らない人がこわい。
今までも娘の中には、いくつもの「こわい」という感情があったが、魚がさばかれるシーンもこわいというのは、初めてのことだった。
見慣れていけば、こわくなくなるのか?
どうなのだろう。
はっきり言って、私は魚をさばくシーンは、こわくない。
しかし、医療ドラマの手術シーンは私はこわくて見られない。
こわいという感情は、何なのだろう。
今回のことで、私が思ったことは「こわい」という感情は大人になるにつれて、ある程度薄れていってしまうのだなということ。
しかし、大人になっても「こわい」と思うことは、まだたくさんあるのだなということ。
「こわい」と思う感情は、過度でなければ、あったほうがいいと思います。
「こわい」と思うことが、行動のブレーキになるから。
「こわいと思ったこと無い!」という人がいたら(そんな人は、いないと思うが)、その人自体が、私にとって恐怖だ。
本能として持っている「こわい」という感情。
いつから私は、サスペンスドラマを見られるようになったのだろう。
娘の前でも平気で見ていたけれど、この一件で、娘が小さいうちはもう少し配慮しなければいけないことがあるのかもしれないと感じました。
よし!刑事ドラマや、サスペンスは、娘が寝ているときになるべく見るようにしよう。